断熱等級7の冷暖房年間電気料金を計算する

2024.03.27

断熱等級7の冷暖房費は年間いくら掛かるのか?を計算シュミレーションしてみます。例に取り上げる物件は「越後曽根の平屋」です。検討を行った住宅の条件および仕様は以下の通りです。(詳しい断熱仕様はこちらの記事で解説しています) …

定期調査業務と報告書作成業務を開始します

2024.03.26

特定建築物の所有者(または管理者)は、法で定められた年数ごとに有資格者による「定期調査」を行い、行政窓口に報告書を提出しなければなりません。正しく定期調査・報告を行っている建物には、上の写真のような証明証が発行されます。 …

オープンキッチンをすっきりと見せるために

2024.03.25

キッチンのレイアウトには大きく分けて、完全に壁で囲って他のスペースと区切った「クローズキッチン」、ダイニングやリビングとの間に仕切り壁を作らずオープンに連続する「オープンキッチン」の2つのレイアウトがあります。 またクロ …

住まい手自らが関わる家作り

2024.03.20

家は買うモノでしょうか?それとも作るものでしょうか? 私は、「家は作るモノ」だと考えています。が、最近では、車や家具などと同じ商品として、買うモノだと捉えられている風潮があります。家は一生の中で一番高価な買い物です。きち …

外壁に杉板張りを選んだ理由

2024.03.07

「越後曽根の平屋」の外壁には、自然素材の杉板張りを採用しています。近年は、工業製品であるサイディングボードや金属板で外壁を覆った住宅ばかり目にすることが多いのですが、昔は最も身近に手に入る外壁材として、杉板張りが日常的に …

工場オフィス断熱改装工事が始まりました

2024.03.01

今回の依頼は、とある製作工場内に事務所スペースを作るというプロジェクトです。新たに事務所を増築するのではなく、現在ある工場スペースの一部を間仕切り壁で区切って、事務所スペースへと改装していきます。 工場内は空調がされてま …

オフィス プラン検討の進め方

2024.02.29

工場内に事務所を増設したいとの依頼を受け、現在プランの検討を進めています。一言でオフィスと言っても、どのような事業業態なのか、どのような人がオフィスを訪れるのか、パソコンの使用状況や書類のストックなど、100の仕事があれ …

大工工事で造りつけ家具を作る

2024.02.28

「越後曽根の平屋」現在、大工造作(だいくぞうさく)工事が進行中です。「大工造作」がいったい何を示すのかというと、その名の通り、収納棚などの棚板や、ベンチやカウンターなどの家具を大工さんが造りつける工事です。通称、「造りつ …

3/22(金)・23(土)・24(日)新潟市「越後曽根の平屋」完成見学会を開催します

2024.02.22

新潟市西蒲区に建つ「越後曽根の平屋」いよいよ完成間近となりました。施主さんのご厚意により、下記日程で完成見学会を行うことになりましたので、ご興味ある方は、ぜひご来場ください。 開催日程等 場所:新潟県新潟市西蒲区曽根(J …

無垢材(天然木材)を活かすも殺すも使い方次第

2024.01.17

上の写真に写っている無垢板(天然木材)は、すべて同じ丸太から切り出されたものです。 同じ丸太から切り出した無垢板の揃いを共材(ともざい)と呼びますが、全く同じ丸太から切り出した無垢板でも10枚あれば、10枚とも異なる表情 …

エリアを区切って断熱リフォームする「ゾーン断熱」とは

2024.01.12

今回の内装リフォーム工事では、設計時のヒアリングで冬場に足元が冷えると聞き取っていましたので、リフォーム工事に合わせて断熱改修工事も行うことにしました。 また改修工事中は、その建物に住みながら改修工事を行う方針でしたので …

リフォーム工事と同時に構造を補強する

2023.12.26

今回のリフォームに際して、建て主からの要望は、床材が傷んできたので交換したいこと、現在の家族構成や生活パターンと合わない間取りを使い勝手よくしたいこと、でした。 が、せっかくリフォーム工事で床や一部の壁を剥がすことになる …

断熱等級7を実現するための断熱仕様

2023.12.25

以前記事に書きましたが2022年10月より断熱等級が改定され、断熱等級4の上位ランクに、断熱等級5,6,7が新設されました。ここ最近の電気料金の値上げもあり、高気密高断熱住宅のニーズが高まっているように感じます。私自身、 …

断熱性能だけでなく、気密性能も合わせて考える

2023.12.21

建物の断熱性能を上げるには、断熱材の厚みを増やす、サッシの性能を上げる、などの方法で実現できますが、それだけでは本当の意味で快適な建物が実現しているとは言えません。断熱性能は高いのに、省エネでない建物も世の中には存在して …

曲がり梁を使って特徴ある空間を実現する

2023.12.19

お米カフェの店舗部分の天井は、もともと真四角の梁材を表しで使う計画でしたが、ただ真っすぐな梁では面白みがない。せっかく見せる梁材ですので、店の特徴となるような梁材を使えないかと考え、曲がり丸太を加工した曲がり梁を取り入れ …

お米販売店舗「HACHI HACHI+」現場工事が始まりました

2023.12.18

以前より計画を進めていましたお米販売店舗「HACHI HACHI+」の工事が始まりました。今までは工場での加工や施工打合せがメインでしたので、進行状況を直接目にすることが出来きませんでしたが、現場での作業が始まると工事が …

「鶴見の住宅」断熱リフォーム工事が始まりました

2023.12.12

「鶴見の住宅」断熱リフォーム工事が始まりました。築40年強の住宅を今の生活スタイルに合わせ、内装の間取りを変える改修リフォーム工事を行いたいとのことでしたが、住まい手にヒアリングした所、冬の寒さが堪えるということでしたの …

既存樹木を活かして設計する

2023.11.28

建物の設計を進める際には、そこに暮らす方の住まい方や趣向、生活パターンなど内的な要求が一つの手掛かりになりますが、内的な手掛かりとは別に、外部環境から生まれてくる手掛かりというものもあります。 建物は、外部環境から切り離 …

設計監理とは何か

2023.10.04

建築設計と聞くと、机に向かってコツコツと設計図面を描くことだけが仕事と思われるかもしれませんが、実は図面を描くだけが仕事ではありません。建設工事が始まってからも、設計者は設計図面と異なる部分が無いか、小まめに現場の進行を …

高断熱(省エネ)住宅の毎月の光熱費はいくらか?2022~2023年版

2023.09.23

高断熱住宅の毎月の光熱費を公開します。近年、高断熱住宅が作られる割合が多くなってきましたが、毎月の光熱費の実測データは個人情報のために公表されていることは多くありません。これから高断熱住宅を建てたいと思っている方のために …

24年ぶりに断熱性能等級が改定されました

2023.09.18

建物の断熱性能を示す「断熱性能等級」が2022年10月より改定され、今まで最高等級だった断熱性能等級4の上位に断熱性能等級5、6、7が加わりました。断熱性能等級4は、1999年の法律で定められた基準で、既に法成立から24 …

インテリア模型で内装を検討する

2023.08.27

「越後曽根の平屋」プロジェクトの進行状況です。以前、模型を使って設計スタディを進めている記事を書きましたが、今回はその続編です。更に詳細なインテリア模型を使って内装の設計検討をしていきます。 インテリア模型を作る アイデ …

無垢材の選び方と効果的な使い方

2023.08.25

「越後曽根の平屋」では、建て主から無垢材を使いたいと要望がありました。無垢材は規格品ではないので、気に入った材料を手に入れるには市場や材木屋に足を運んで、自分たちで探していくしかありません。 以前も記事にしましたが、無垢 …

建築工事費見積り書から適正金額を探る

2023.08.18

設計図面もまとまり、さあ、いよいよ工事へ!と行きたいところですが、そんなに直ぐに進めることはできません。図面にまとめた仕様の建物が、一体いくらの工事費になるのか、工務店に工事見積もりをとり、工事契約をしなければ工事をスタ …

「上越滝寺の店舗併用住宅」が雑誌「だん」に掲載されました

2023.08.16

高断熱高気密がテーマの雑誌「だん」vol.16に「上越滝寺の店舗併用住宅」が掲載されました。 建て主が設計する際に考えたことや良かった点・悪かった点など、赤裸々に掲載されてます。設計者自身からは、なかなか切り込みにくいテ …

模型を使って立体的に考える

2023.08.09

新潟市西蒲区にて「お米カフェ」新築工事の設計が現在進行中です。年明けから着々と計画を進めてきましたが、いよいよ設計図面を取りまとめる最終段階にきています。 ここまで主に図面をたたき台にして建て主と打ち合わせを進めてきまし …

工事費を抑えながら耐震性を上げる

2023.06.30

「越後曽根の平屋」プロジェクト。現在、構造計算を行って検証を進めています。建物を設計する際、出来上がる建物が美しく、かつ、居心地が良いことを求められるは当然ですが、それだけでは建物として完全とは言えません。そこに耐震性が …

スタディ模型でイメージを可視化する

2023.05.31

「越後曽根の平屋」プロジェクトは現在、スタディ模型を作っての検証が進んでいます。基本的な設計作業としては、平面・立面図などの図面を作成し、検証を進めていくのですが、プロポーションのバランスや立体的な空間スケールなど、2次 …

プランニングを進めながらの土地探し

2023.05.30

「越後曽根の平屋」プロジェクトがスタートしました。昨年からいくつか土地の候補を選び、土地探しからサポートしてきましたが、やっと希望に合う土地を見つけることができ、本格的に設計業務が始まりました。 こちらのプロジェクトは、 …

土地探しの段階から設計相談を受けられます

2023.05.29

土地が決まってから設計事務所や工務店に相談するのが通常と思われているかもしれませんが、私の事務所には、具体的な計画地が決まっていなくとも、土地探しの段階から相談に来られる方も多くいます。土地選定の段階で早めに設計相談を受 …

オリジナルキッチンをデザインする

2023.03.24

「燕あおうづの平屋」のキッチンには、オーダーメイドのキッチンカウンターを採用しています。キッチンといば一般的に、キッチンメーカーのカタログから選ぶものと考えられていますが、こだわって作りたい場合には、特注製作の自分だけの …

外観をデザインするためのさまざまな工夫

2023.03.22

「燕あおうづの平屋」は、瓦の載った切妻屋根の家屋が建ち並ぶ周囲の街並みに合わせるため、軒先の伸びたシンプルな切妻屋根の外観としています。まるで子供が描く家の絵のように、端正な三角屋根の家です。屋根や外壁の色のトーンを周囲 …

ラワン合板仕上げが出来るまで

2023.03.15

「燕あおうづの平屋」では、壁仕上げを全てラワン合板張りとしています。壁仕上げだけでなく、家具の扉や建具など、統一できる個所はすべてラワン仕上げとしました。仕上げ材をできるかぎり限定することで、空間に統一感が生まれます。ラ …

2/25-2/26「燕あおうづの平屋」完成見学会を開催します

2023.01.27

燕市に建つ「燕あおうづの平屋」が、いよいよ完成間近となりました。施主さんのご厚意により、2/25(土)・2/26(日)と完成見学会を行うことになりましたので、ご興味ある方はぜひご参加ください。 建物概要 新潟らしい風景の …

市場価格連動型に変わることで電気料金はいくらになったか?

2023.01.27

「岩室の平屋」の毎月の新電力会社の料金を以前レポートしました。この時点での電力料金体系は、固定単価型でしたが2022年12月以降、市場価格連動型へ変更となりました。この変更でどのように電力料金が変わるのか、検討してみます …

HEAT20のシュミレーションで室温を検証してみる

2023.01.25

2023年2月、日本全国で10年の一度の寒波が訪れています。ここ新潟市では、昨日の夕方の時点で外気温はマイナス5度。深夜にはマイナス6度を下回る予報が出ていました。朝起きると、窓ガラス面には粉雪が張りつき、外の樹々は雪が …

屋根に積もる雪の重さはどのくらいあるのか?

2023.01.12

新潟市内の雪の積雪量が年々、増えているような気がします。今までにも日に日に少しづつ雪が積もっていくことはあったのですが、最近の雪は気候変動の影響なのか、どかっと一気に降り積もるような状況が頻繁にみられるようになりました。 …

無垢フローリング 自然塗料ワックスの選び方

2023.01.07

粟生津の平屋では、床仕上げ材に杉の無垢フローリングを採用しています。今回、採用した無垢フローリング材は、表面塗装がされていない無塗装品でしたので、住み始める前にフローリング表面にオイルやワックスなどで塗装を行う必要があり …

付加断熱とは、どんなものなのか

2022.12.12

粟生津の平屋は、断熱性能を上げるため、外壁に付加断熱(ふかだんねつ)工法を採用しています。通常の工法では、外壁内に断熱材を充填して断熱工事を行うのですが、充填断熱に加えてさらに外壁の外側に断熱材を付加的に取り付ける工法が …

断熱性能HEAT20 G1をG2へアップするにはいくら費用が掛かるか?

2022.11.30

断熱性能ランクには2022年現在、性能が高い上から順に、5つの等級があります。( )内の数値は、新潟市での推奨Ua値を示しています。地域ごとにで推奨Ua値が異なりますので、より詳しく知りたい方は、こちらを参照ください。 …

屋根梁を表しにする技術

2022.10.29

「粟生津の平屋」ここのところ天候が悪く、しばらく現場作業が空いてしまいましたが先日、雨の合間を縫って建て方工事が行われました。 一般的な木造住宅の建て方工事は、現場で柱梁を組み上げるのに1日、建て方2日目に屋根防水シート …

ストローグ金物工法を採用するメリット

2022.10.29

「粟生津の平屋」では、ストローグ金物という金物工法を採用しました。参考までに、特殊な金物を使わない従来通りの木造工法は、在来工法(ざいらいこうほう)と呼ばれています。 こちらの建物は、柱・梁を隠さず、構造材を室内に表しに …

ウッドロングエコ DIYドブ漬け塗装のやり方

2022.10.16

「粟生津の平屋」の外壁仕上げは、杉板縦張りのウッドロングエコ塗装としています。ウッドロングエコとは、木材の表面に浸透させることで木の持ちを良くする自然塗料です。私の事務所では、杉板の耐候性を上げるだけではなく、グレーの色 …

既製品を使わず、造作工事で空間に統一感を与える

2022.10.14

「ユニベールハウス岩室」では、できるだけ既製品を使わず、地元の職人さんで製作できるものは造作工事で製作する方針をとっています。例えば、写真の木製引き戸。見た目をシンプルにして、引き戸を閉じている時にはできるだけ建具を目立 …

エントランス周りに温かな表情を作りだす

2022.10.11

「ユニベールハウス岩室」の外壁には、コストとメンテナンス性を考えて、ガルバリウム鋼板を採用しています。ガルバリウム外壁は導入費用が安く、かつ、耐候性が高いのが特徴ですが、板金の無機質な質感によって、どうしても硬い表情とな …

手を動かして設計案を考える

2022.09.23

私は設計案を考える際には、ペンや色鉛筆を使って手でスケッチを描き進めることから始ます。頭の中に思い浮かんだイメージをできるだけ素早く、忘れる前に書き留めておくような感じで、ぱぱっと一気にスケッチしてしまいます。この過程を …

工事が始まってからの設計者の役割とは

2022.09.22

「粟生津の平屋」プロジェクト、工事がスタートしました。といっても、一気に立ち上がる訳ではなく、地盤改良工事→基礎工事→柱梁加工→建て方→上棟、という順番で徐々に進んでいきます。 現在の現場状況は、基礎配筋工事中。基礎配筋 …

「ユニベールハウス岩室」の完成見学会を開催します。

2022.09.22

新潟市西蒲区に建つ建売(分譲)住宅「ユニベールハウス岩室」。下記日程で販売開始前の完成見学会を行いますので、ぜひご参加ください。 場所:新潟市西蒲区岩室(岩室和納小学校近く) 2022年 10月15日(土曜)10時~18 …

「ユニベールハウス岩室」完成見学会を開催します

2022.09.22

岩室に建つ建売(分譲)住宅「ユニベールハウス岩室」がいよいよ完成間近となりました。下記日程で販売開始前の完成見学会を行いますので、ぜひご参加ください。(当日は設計者の金子も現地におりますので、ご希望あれば建物の解説を行い …

設計に掛かる期間はどのくらいか

2022.09.15

「粟生津の平屋」プロジェクト。しばらく期間が空いてしまいましたが、ぼーっとサボっていた訳ではありません。施主さんと打合せを重ね、打合せで決まった内容に沿って実施図面を作成し、その図面をもとに更に打合せを行い、何度も図面修 …

自然素材で仕上げた建売住宅

2022.09.10

「ユニベールハウス岩室」工事もいよいよ最終段階、内装工事が進行中です。こちらの住宅は、注文住宅ではなく、建売住宅(分譲住宅)ですが、内装仕上げにビニールクロスや積層フローリングを使わず、できる限り自然素材を採用するよう心 …

床下エアコンですっきりした空間を実現する

2022.08.12

「岩室の平屋」では、冷暖房に床下空調エアコンを採用しています。この空調方式は、光熱費を抑えながら冷暖房ができることが利点ですが、それ以上にエアコンが見えないすっきりとした空間を作れる点も、大きな魅力です。 床下エアコンは …

合板価格と流通量の見通しを新潟合板に聞いてきた

2022.08.03

今年2022年2月、ロシアがウクライナへ軍事侵攻を始めたことにより、ロシアからの木材輸入が停止し、合板材料入手が困難となり、春ごろから市場で合板在庫が品薄状態となっていました。また合板価格も高騰し、1年前年には合板一枚1 …

外壁杉板張り(ウッドロングエコ塗装)の経年変化

2022.07.18

私の事務所で設計する建物の外壁には、自然塗料であるウッドロングエコを塗ったスギ下見板張りを良く採用しています。(杉板張りは、新潟では昔から多用されてきた外壁材です。杉材が最も身近に手に入りやすい材料だったことが関係してい …

木製玄関ドアの断熱性能は意外と高い

2022.07.14

私の事務所では、外装材に自然素材である木板張りをよく使うのですが、その外装に馴染む玄関ドアとして、既製品のアルミ製ドアでなく、自然素材の木を張った木製建具ドアをよく採用しています。玄関ドアに自然素材を貼ってあると、家に帰 …

スタディ模型で設計密度を高める

2022.07.13

「粟生津の平屋」プロジェクト。現在、スタディ模型を作って設計案を検討をしています。最初は縮尺1/100と、手のひらに載るくらいの大きさで、あまり細かな作り込みをせず、全体の空間構成や建物ボリュームが掴める程度の精度で作っ …

断熱性能に力を入れた建売住宅「ユニベールハウス岩室」

2022.07.11

「建売住宅」というのは、まだお住まいになる方が決まっていない段階で設計・建設を行う住宅で、開発事業者が土地を購入して建物を建て、土地+建物を合わせて販売する、つまり、建てて売る住宅のことです。当然、建て終わってから販売す …

敷地を読み取って設計に活かす

2022.07.04

敷地を読み取る 設計をする際には、まず最初に「敷地を読み取る」ことから始めます。敷地を読むとは、その敷地が持っているポテンシャルを読みとっていくことです。具体的には、その敷地の周囲にはどんな建物が建っているのか、その敷地 …

土地の地盤強度を調べる

2022.07.01

建設予定の土地が、どの程度の地盤強度を持っているか、どのくらいの重さに耐えられるか、を調べる方法として地盤調査があります。地盤調査には、さまざまな方法がありますが、比較的小規模な木造で採用されているのは「スウェーデン式サ …

建て方工事2日目。棟上げ完了

2022.06.15

昨日に引き続き、ユニベールハウス岩室、建て方作業2日目です。今日はクレーンが設置され、上部構造の組み立て作業が行われます。クレーンで部材を吊り込み、順序良く建て込んでいきます。助っ人の大工さんも加わり、昨日よりも大工さん …

建て方工事1日目

2022.06.14

基礎コンクリート打設→型枠解体が終わり、「ユニベールハウス岩室」いよいよ建て方です。いま現在は柱梁材の加工を現場で行うことはなく、工場で事前に長さや組み合わせ部の加工(プレカット)を行い、加工の終わった部材を現場に搬入し …

高断熱(省エネ)住宅の毎月の光熱費はいくらか?2021~2022年版

2022.06.14

以前、「岩室の平屋(自邸)」の数か月間の電力料金について記事を書きましたが、春夏秋冬と、この家に暮らしてほぼ1年が経ちました。 高断熱(省エネ)住宅の毎月の光熱費が2022年時点で一般に公開されていることはまだ少なく、実 …

エネルギーパスの発行が可能になりました

2022.06.07

日本エネルギーパス協会にエージェント登録しました。 日本エネルギーパス協会とは、ヨーロッパ全土で義務化されている、家の燃費を表示する証明書「エネルギーパス」を発行する日本の団体です。省エネ住宅と一言でいっても、2022年 …

光の取り入れ方をデザインする

2022.05.27

以前、窓の配置と外観デザインについてブログを書きましたが、今回のテーマは、窓から差し込んでくる光の取り入れ方についてです。日本で建物を建てる場合、南面信仰と言えるほど南側から光を取り入れたいといった意識が強く、敷地の北側 …

室内計画と庭を一体で考える

2022.05.23

室内から見える緑の樹々は、暮らしをより豊かにしてくれます。家を考える際、ついつい室内を考えるのことで頭がいっぱいになってしまって、その建物が建つ敷地環境、屋外のことが疎かにしてしまいがちです。 特に窓が大きく、屋外への連 …

環境負荷の少ない木杭地盤改良工法

2022.05.23

「ユニベールハウス岩室」が着工しました。まずは地盤調査を行い、建物が建つ場所の地盤がどれくらいの重さに耐えられるのかを、確認していきます。新潟は「新たな潟」という地域名だけに、もともと海抜が低く、古代には遠浅の海だった場 …

建材の値上がりに対処するために

2022.04.22

ユニベールハウス岩室は現在、工務店から出てきた見積もり金額の調整中です。昨年から続いている木材不足(ウッドショック)による影響で、国内の柱梁材の価格が大幅に上昇しています。また、ロシアのウクライナ侵攻、原油価格の上昇に伴 …

窓と外観デザインのまとめ方

2022.04.03

こちらの住宅は現在、基本プランが固まりつつある段階です。この段階で、窓の配置や大きさ、開き勝手などを平面と合わせて検討していきます。検討の際、単純に各部屋に窓を設けていけば良い訳ではありません。室内空間を美しく、かつ、外 …

住宅設計の進め方

2022.03.29

住宅設計とはどんなものなのか?その中身はどんなものなのか? 設計事務所が実際にどんなことをしているのか、具体的にイメージできる人は少ないでしょう。一言で住宅設計といっても、設計士が100人いれば、設計の仕方は100通り違 …

2022/3/19~20に新潟で開催される建築家展に出展します

2022.03.06

2022/3/19~20に新潟市のメディアシップで開催される「建築家展」に出展することが決まりました。 開催期間中は、今まで設計してきた建物の模型や竣工写真などを展示し、設計者の金子も常駐していますので、家づくりに関する …

庭木を選ぶ際のポイント

2022.03.01

新緑が芽吹き、花が咲き、実がなり、紅葉しと、季節の変化と共に色や形を変えていく樹々。窓の外に見える緑の樹々は、暮らしに彩りと豊かさを与えてくれます。 庭木を選ぶ際は、何を意識して選んでいるのか。普段、私が庭木を選ぶ際に、 …

寝室空間の照明デザインのコツ

2022.02.24

前回は、ダイニングの照明方法について書きましたが、今回は、寝室空間を照明するデザインのコツを書いてみます。 寝室は寝るための空間です。就寝に至るまで過ごす場所として、暗さをどう演出するかがキーワードになります。眠り心地の …

付加断熱でどれくらい断熱性能が上がるのか

2022.01.06

「上越滝寺の店舗併用住宅」では、外壁の断熱性能を上げるため、付加断熱を採用しています。写真の左側外壁が付加断熱施工後、右側外壁は施工前の状態です。(タイベックと印刷してある白いシートの裏側に隠れているため、断熱材自体は写 …

新住協(新木造住宅技術研究協議会)の登録会員になりました

2022.01.05

昨年度より、新住協(新木造住宅技術研究協議会)の登録会員になりました。 これまでの断熱等級が見直しとなり、今までの断熱等級4に加え、上位レベルの断熱等級5が設定されました。 また更に上位等級の6、7の設置検討もされており …

なぜ気密測定試験を行うのか

2022.01.03

「上越滝寺の店舗併用住宅」では、気密測定試験を行いました。気密測定とは、その名前の通り、建物の気密性能を計る試験です。気密測定は一般的に、工事の途中段階(気密工事完了後)と建物完成時の2回行います。両方とも行えばより確実 …

ダイニング空間の照明デザインのコツ

2021.12.30

季節はすっかり冬。陽が落ちるのがずいぶんと早くなりました。この季節、照明をつけている時間が長くなりますが、今回は、ダイニング空間を照明するコツについて書きます。 住宅くらいの比較的小さな建物では、照明デザイナーに頼らず、 …

冷たく感じる仕上げ材・温かく感じる仕上げ材

2021.11.21

写真の「コンクリート」と「木」。触ってみた時、どちらの方の温度が低いでしょうか? イメージでコンクリートの方が冷たいと答えてしまいそうですが、実際に温度を計ってみると、どちらも同じ温度です。(どちらの材も室内温度と同じ温 …

太陽光を使って暖かい住まいを実現する方法

2021.11.16

11月中旬、秋のよく晴れた日。室内にぽかぽかと暖かい日差しが差し込んできます。この日は、最高気温15度と秋の新潟らしい少し肌寒い日でしたが、屋内温度は24度、軽装で過ごせるほどの温かさでした。 こちらの建物の建つ新潟でも …

新電力会社に変えると毎月の電気料金は下がるのか?

2021.11.09

「岩室の平屋(自邸)」の電力供給会社を東北電力から新電力会社へ変更してみました。新潟県内で電力会社といえば、東北電力の他、選択肢はありませんでしたが、2016年の電気の小売り自由化により、さまざまな供給電力会社から自由に …

高断熱住宅にするには、いくら費用が掛かるのか

2021.10.25

皆さんは家を建てる際、建物の断熱性能をどうやって決めているでしょうか。きっと、どの程度の断熱性能とするのが適切か、迷うことでしょう。設計を仕事にしている私でさえ、一体どこまでの断熱性能が適切な数値なのか、迷ってしまうこと …

「岩室の平屋」見学会を行います

2021.10.19

「岩室の平屋」完成からしばらく時間が経ちましたが、やっと庭の植栽も落ち着いてきたので、見学会を行います。 大きな窓を設け、庭の風景と一体となるような建物構成をとっている建物の場合、庭の緑がないとなんとも殺風景で味気なくて …

土地の購入前にやっておかなければならないこと

2021.08.13

規格化住宅「ユニベールハウス」、新たなプロジェクトがスタートします。こちらの住宅は、新潟市のユニベール不動産と共同して作る分譲住宅です。既に住む方が決まっているオーダー住宅設計とは異なり、どんな住まい手でも使い勝手がよく …

玄関だけで使うなんてもったいない!?

2021.07.03

「ユニベールハウス」の玄関は土間エリアを広めにとって、収納スペースに使っています。玄関土間を広めにしておけば、ただ単に靴の履き替えをするだけでなく、ちょっとしたアウトドア用品を仕舞ったり、DIY作業したり、自転車の整備を …

設計協力物件が「近代建築2021年6月号」に掲載されました

2021.06.22

ここ数年、当事務所が設計協力を行ってきた「ハイアットリージェンシー横浜」が近代建築6月号に掲載されました。2021年6月15日発売で書店に並びますので、ぜひお手にとってご覧ください。 「ハイアットリージェンシー横浜」掲載 …

「ユニベールハウス」工事最終段階です

2021.01.06

「ユニベールハウス」工事の最終段階に入りました。壁の塗装工事が終わり、白い壁に反射した陽の光で室内が一気に明るくなりました。壁仕上げには、しっくい塗装を採用しています。こちらの塗料は、艶消しのようなざらっとした質感が特徴 …

「ユニベールハウス」工事進行状況の確認

2020.12.09

「ユニベールハウス」工事進行状況の確認と打合せのため、現場へ。仕上げた材を傷つけないよう、工事の順番を天井→壁→床と上から下に順番に進めていきます。天井の工事が概ね終わり、現在、間仕切り壁の下地工事が進んでいます。壁下地 …

「ユニベールハウス」断熱仕様について

2020.11.20

「ユニベールハウス」工事がスタートした頃は、まだ残暑が続き、暑い暑いと言いながら現場作業していたように思うのですが、気がつけば既に肌寒い季節になってきました。夏になれば暑さが、冬が近づけば寒さが、つい気になってしまうのが …

無垢フローリングの経年変化

2020.11.17

今回は無垢材フローリングの経年変化について書いてみようと思います。無垢フローリングとは、木材という100%自然素材から作られたフローリング材です。無垢フローリングの他に、べニアの表面に薄い面材を貼った積層フローリングや木 …

無垢材の仕上げ種類とソープフィニッシュ仕上げの手順

2020.11.07

無垢材カウンターの仕上げには、さまざま方法がありますが、私の事務所でよく採用している塗装仕上げをいくつか挙げ、解説してみたいと思います。 無垢材カウンターに仕上げが必要なのはなぜか 無垢カウンター材の仕上げにはどんな方法 …

「ユニベールハウス」外装下地工事

2020.10.18

「ユニベールハウス」現在、外装下地工事が進行中です。以前は柱梁だけの骨組みでしたが、外壁下地が貼られ、外形が表れて家らしくなってきました。周囲の建物と比べ、ひと回り高さが低いためか、どこかしら可愛らしい印象があります。 …

「蓮野の平屋」が「住まいネット新潟VOL.30」に掲載されました

2020.10.16

9月30日発売の「住まいネット新潟VOL.30」に「蓮野の平屋」が掲載されています。「10年後の住まい」と題し、取材後10年以上たった家を再度訪れ、どのような暮らしをしているか、どのように暮らしが変化しているのかを再び取 …

カウンター・テーブルの無垢材を選ぶポイント

2020.10.11

「ダイニングテーブルに無垢の一枚板を使いたい」 「書斎カウンターを個性ある無垢材にしたい」 「長く使うものだから本物の無垢の板を使いたい」 家を建てる際、こだわりのポイントに無垢材を使いたいと考える方は多いのではないでし …

付加断熱+遮熱シートを採用しました

2020.10.01

「岩室の平屋」現場では現在、外壁の断熱工事に取り掛かっています。外壁には高性能グラスウールで充填断熱を行うのですが、その断熱に加えて外壁の外側にも、付加断熱でグラスウールを増し張りしていきます。 外壁に充填断熱する場合、 …

「上越滝寺の店舗併用住宅」建て方工事

2020.09.30

「上越滝寺の店舗併用住宅」いよいよ建て方工事です。建て方工事というのは、今まで加工場で加工を行ってきた柱・梁材を現場へ運び込み、建て込んでいくこと。今まで基礎しかなかった現場にみるみる内に建物が立ち上がっていく様はいつ見 …

「ユニベールハウス」建設工事スタート

2020.09.22

「ユニベールハウス」建設工事がスタートしました。地盤改良工事→基礎工事→建て方と進み、柱梁が立ち上がりました。角地に建つ建物ですので、全貌がとても良く見えます。北側へいくに従って高さが低くなる片流れ屋根形状の建物。この屋 …

屋根端部をすっきりと納める方法

2020.09.20

「岩室の平屋」現場では現在、屋根工事が行われています。今回の屋根は、ガルバリウム鋼板葺きとしているのですが、ガルバリウム屋根葺きと一言で言っても実は、さまざまな葺き方があります。瓦棒葺き、縦ハゼ葺き、横葺き、と、その他多 …

ウッドロングエコを使った杉板DIY塗装の手順

2020.09.19

「岩室の平屋」は、設計者である私の自邸です。いつもは設計者として現場に関わるのですが、今回は立場を変え、住まい手の立場で記事を書いてみました。DIYをやりたいと考えている方の手助けに少しでもなれば幸いです。 建物の外壁に …

「上越滝寺の店舗併用住宅」地盤改良の工法について

2020.09.11

「上越滝寺の店舗併用住宅」地盤調査を行った結果、軟弱地盤(沈下の可能性あり)との判定が出てしまいました。(実はもう少し良い結果が出るのではないかと、淡い期待を抱いていたのですが。。。)土地を購入する際に、ある程度の地盤強 …

合板による耐震パネル工法を採用しました

2020.09.09

「岩室の平屋」建て方に続いて、現在、外壁に下地合板を貼る工事が進んでます。なぜ外壁に合板を貼るかというと、建物に耐震力を持たせるためです。今回の建物は、柱・梁を組んで作る在来木造と呼ばれる昔ながらの木造工法を採用していの …

外壁杉板のウッドロングエコDIY塗装

2020.09.08

「上越滝寺の店舗併用住宅」外壁材には、杉板張りを採用しています。木は自然素材であるため、無塗装のままでは雨や日差しに晒され、時と共に木の痛みが進行してしまいます。耐候性を持たせるため、木の表面には何らかの塗装を行う必要が …

丸太はつり機仕上げ

2020.09.07

「岩室の平屋」根曲がり丸太から太鼓状に加工した棟梁。大工さんと加工方法について打合せをして、決定した「丸太はつり仕上げ」。(「斫り=はつり」とは、ノミなどで表面を削り取ることを言います。)現場に組み込まれた梁材と、初めて …

「岩室の平屋」建て方工事

2020.09.04

「岩室の平屋」トラックで現場に運ばれた柱・梁材を、クレーンで一本一本吊り上げ、柱梁を組み上げていきます。この作業の事を「建て方(たてかた)」工事と呼びます。今まで基礎しか無かった現場に、ある日、急に建物が立ち上がってくる …

「上越滝寺の店舗併用住宅」柱梁材の加工打合せ

2020.09.01

「上越滝寺の店舗併用住宅」柱・梁材が加工場に搬入されました。この後、大工さんの手によって、接手部分の加工作業へと入っていきます。近年では、柱・梁材はPCでデータ入力し、機械で加工を行うプレカット工場で加工を行うが大半なの …

「岩室の平屋」基礎工事完了

2020.08.31

「岩室の平屋」基礎工事が完了しました。今回、(床裏断熱ではなく)基礎断熱を採用したので、基礎の側面には、断熱スタイロフォームが取り付けられています。写真で見えている水色ボードが断熱材です。 基礎コンクリート自体を蓄熱槽と …

太鼓梁材の仕上げ方法

2020.08.31

「岩室の平屋」先日、丸太から製材し、太鼓状に加工してもらった梁材。乾燥ボイラーから梁材が出てきたと連絡を受け、状況を確認をしてきました。(おおよそ1週間程度×24時間、ボイラー釜に入れて乾燥を行ったとのことでした。) 今 …

軒先長さの適切な寸法について

2020.08.24

「岩室の平屋」スタディ模型を使って、軒先長さを検討中です。「岩室の平屋」は、真南の面をガラスの大開口という構成にしています。これだけの面に真夏の日が当たれば、かなりの日射熱が室内に入り込んでしまいますので、真夏の日差しを …

軒先長さと窓高さのバランスについて

2020.08.23

「上越滝寺の店舗併用住宅」こちらの住宅は、南側に面して大開口を設ける構成を採用しています。室内を明るく、開放的にしようと安易に大きな窓を設けてしまうと、夏場に日差しが差し込み、(見た目は良いが)暑くて快適に過ごせない空間 …

「上越滝寺の店舗併用住宅」基礎施工図チェック中

2020.08.22

「上越滝寺の店舗併用住宅」先日、工事がスタートします!、と書きましたが、実はまだ現場では工事は始まっていません。(と言っても、さぼっている訳ではありませんので、ご心配なく。)水面下では、施工図の検討、各種計算書の確認、仕 …

「岩室の平屋」施工図チェック

2020.08.19

「岩室の平屋」柱・梁の加工作業を前に、工務店より施工図面が送られてきました。設計図でも架構図面を描いてあるのですが、加工を行う工務店や加工業者さんは、それとは別に、実際にどのように加工を行うかを検討するため、加工図(施工 …

杉丸太を製材して太鼓梁を作る

2020.08.18

「岩室の平屋」昨日、購入した曲がり杉丸太。製材加工したとの連絡を受け、さっそく現物確認してきました。上の写真は、丸太の断面部分に青いチョークで加工指示の線を書き込んでいる様子。どう加工をするか検討することを、木取り(きど …

杉丸太を買って梁に製材する

2020.08.17

「丸太を買う」初めての経験をしてきました。長いこと設計を仕事にしてきましたが、丸太を買ったのは実は初めて。今回は、その丸太を買った話です。通常、家を建てるのであれば、製材された後の柱・梁材を買うのであって、最近では丸太か …

「上越滝寺の店舗併用住宅」工事スタートします

2020.08.08

「上越滝寺の店舗併用住宅」住宅ローンの借り入れ審査に時間を要してしまいましたが、お盆休み明けから工事がスタートします。 建設費については、全額をフラット35で住宅ローン借り入れをしようとしていたのですが、フラット35ロー …

夏場にコンクリート打設する際の注意点

2020.08.07

「岩室の平屋」現在、基礎工事が進行中です。基礎が配置される地面を溝状に掘り、型枠を設置し、鉄筋を配筋し、コンクリートを打ち込み基礎を作っていきます。生コン車で運ばれ、現場に打設された直後のコンクリートは、粘土のようにドロ …

「岩室の平屋」掘削工事が始まりました

2020.08.01

「岩室の平屋」例年よりも梅雨が長引き、地面の雨水がなかなか引かず、基礎工事が始まる時期が後ろにずれ込んでいました。基礎屋さんの話では、長い雨の後は地面がぬかるんで、うまく土を掘れないそうです。という事で、梅雨明けを待って …

「岩室の平屋」スタディ模型完成

2020.07.30

「岩室の平屋」スタディ模型が完成しました。実際の方位に合わせて模型を置き、太陽の光を当てて中を覗き込みます。すると、室内にどのように陽の光が入ってくるか、疑似体験することができます。朝は、陽の光が東の窓から低い角度で差し …

「岩室の平屋」建築模型作成動画

2020.07.26

「岩室の平屋」現在、模型作成中です。実際にどのようにして模型を作っていくのか、建築業界にいる人でなければその作製現場を見ることはないと思います。そこで、模型作製作業をタイムプラス動画に撮ってみました。カッターでボードなど …

「岩室の平屋」建物配置位置などの現地調整

2020.07.21

「岩室の平屋」いよいよ掘削土工事がスタートします。計画地で建物の配置位置を決めるため、地面に紐を張って、建物の位置を確認していきます。きちんと事前に確認されている敷地であれば問題ないのですが、境界線や境界杭の位置が曖昧で …

地盤改良は必要?か、否か

2020.07.10

先日、スウェーデン式サウンディング試験による地盤調査を行ったのですが、調査の結果は「軟弱地盤である」との判定結果となっていました。しかし、調査報告書を詳細によく検証してみると、今回の木造平屋のような軽量な建物であれば、地 …

「ユニベールハウス」スタディ模型完成

2020.07.08

「ユニベールハウス」スタディ模型が完成しました。設計を行う建物模型だけでなく、隣地に建つ建物も作ることで、現実的な近隣の状況も把握できます。当然ながら、建物は廻りに何もない場所に建つ訳ではなく、周辺の建物との関係によって …

「ユニベールハウス」スタディ模型作製

2020.07.07

平面スタディし、おおよそのプランの方向性が決まりました。空間イメージをさらに広げていくため、スタディ模型を作っていきます。2次元情報の平面図よりも、模型で伝えた方がより直感的に相手に空間イメージを伝えることができます。 …