カテゴリー: 2016 吉田の家リノベーション

「吉田の家リノベーション」キッチンパントリー

「吉田の家リノベーション」こちらの家のキッチンは、ダイニングに完全にオープンに設置されています。そこで、皿など食器類の収納とレンジや炊飯器の収納のために、キッチンに隣接してパントリーを設けています。

こちらのパントリーは壁で囲われ、ダイニングからは見えないよう配置されています。天井いっぱいまで可動棚を作り込み、かなりの収納量があります。食器から保存食、料理器具や鍋やフライパンなど、何でもここに収納しておくことが可能です。しかもキッチンから数歩の位置に隣接するため、料理をしていて「あっ、あれが欲しい」なんて時にとても重宝。

オープンキッチンを作る際のポイントは、隠す部分と見せる部分をキチンを作ることです。全てがオープンでは、常に全ての物を片付けておかなければならず、気が詰まってしまいます。見せる部分と同様、隠す部分もきちんと考慮しておくことが、毎日気を張らずに使うためのポイントです。

キッチンパントリー
キッチンパントリー
キッチンパントリー

「吉田の家リノベーション」製作キッチンカウンター

「吉田の家リノベーション」のキッチンカウンター。以前にも書きましたが、こちらのキッチンは、長さが5mもあるとても存在感のあるキッチンカウンターです。 カウンターは壁付けとして完全にオープンとなっています。LDK空間の中で、どーんと堂々と存在しています。

カウンタートップには、厚さ2ミリの重厚なステンレス板。扉面材には、敢えて無骨なラーチ合板をセレクト。キッチン周りの壁にはグレーのフレキシブルボード。どの仕上げも、上品に仕上げるのではく、出来る限り素材のまま使用することを心がけました。素材同士のラフなトーンがちょうどバランスして、ざっくりとした独特の雰囲気を作り上げています。

これくらいぶっきらぼうで素っ気ない感じの方が、がしがしと気兼ねせず料理ができて良さそうですね。といっても、そのラフさの裏には、細かな気遣いや納まりがあったりして。いやらしく作り込みすぎないというか、、通常のデザインとは別の意味で、とても気を使いました。

製作キッチンカウンター

製作キッチンカウンター
製作キッチンカウンター

「吉田の家リノベーション」ラワン引戸+黒皮鉄引手

「吉田の家リノベーション」木製引戸が取り付けられました。引戸の表面材には、ラワン仕上げを採用しています。ざっくりとした表情のワラン仕上げに負けないよう、引手には黒皮鉄プレートを組み込んでいます。ディテールは出来る限り、シンプルに、すっきりと。

温かみがありながら、シャープな印象を持つ引戸。木と鉄の取り合わせ。その素材感をお互いが引きたて合っています。

ラワン建具と黒皮鉄引手 ラワン建具と黒皮鉄引手 ラワン建具と黒皮鉄引手

「吉田の家リノベーション」浴室モルタル仕上げ

「吉田の家リノベーション」浴室の工事が進行中です。今回は既存のタイル仕上げの壁面をモルタルで塗り込みます。レトロな雰囲気だった浴室を、モノトーンのシックな雰囲気へと変えてしまおうという計画です。

さすがに全体をモルタルで仕上げてしまっては、雰囲気が硬すぎると考え、天井はウェスタンレッドシーダーの木貼りとして、少し柔らかさを加えてみました。モルタルと木という素材の取り合わせ。両者とも自然素材だけに、相性は良。ちょっと懐かしさを感じるよい雰囲気に仕上がってきました。

浴室モルタル塗り 浴室モルタル塗り 浴室モルタル塗り 浴室モルタル塗り

「吉田の家リノベーション」納まりスケッチ

「吉田の家リノベーション」現在、内装工事が着々と進んでいます。工事が始まる前に設計図面は描いてあるのですが、リノベーション(リフォーム)工事では、実際に工事が始まってみなければ納まりが分からない部分も多く、その都度、現場で大工さんと打合せをしながら進めていく必要があります。思い通りに行かないのが新築とは異なる部分。

現場でじっと目を凝らし、上手く納まらない部分を素早く見つけ、その場でささっと納まりスケッチを描いて、大工さんと打合せをしていきます。何かが起これば、直ぐに検討し、方向性を決める。これが現場をスムーズに進めていく秘訣。現場はライブだなと、感じる瞬間です。

その場で検討して決めたスケッチは、いつでも目を通せるよう、壁に張り付けておきます。図面よりもスケッチで描く方が大工さんはイメージがし易いようですね。個人的には、太めのマジックでスケッチを描くのが好みです。

納まりスケッチ 納まりスケッチ

「吉田の家リノベーション」製作キッチン設置

「吉田の家リノベーション」キッチンカウンターが現場に搬入されました。今回のキッチンカウンターは、特注で作ったオーダーメイド品。カウンター全長が5mもある、とても長ーーーいキッチンです。これだけ長さがあると搬入経路など、ある程度の条件が揃わないと(製作は出来たとしても)現場への設置ができません。

カウンタートップには、厚さ2ミリの重厚なステンレス板を採用し、シンクも工場で特注製作したシャープな形状のものを組み込みました。人間の感覚というのは鋭いもので、見た目では分からなくとも手で触れれば、その板が厚いのか、薄いのか、なんとなく感じるものなのです。

敢えて厚手のステンレスを使うことで、普段包丁を使っている時など、カウンターがしっかりと受け止めてくれている安定感を感じることができるでしょう。

製作キッチン設置 製作キッチン設置 製作キッチン設置

「吉田の家リノベーション」あえて窓を小さくするという選択

「吉田の家リノベーション」では、既存の大開口サッシを敢えて小さくするという選択をしています。普通であれば、一般的には、窓は大きければ大きい程明るくて良いと思われていますが、今回の改装に当たって窓を小さくするという敢えて逆の選択をしました。

もともと道路に面していた大きな窓。外から室内が丸見えになるということもあり、大半はカーテンを閉めていました。開口を絞ることで、カーテンを開けていても、外からの視線が気にならないようにしようと考えました。窓を小さくすることで開放感は少なくなりますが、壁に囲われることによって、空間に落ち着きが生まれました。

ただ開放的にするだけが良い訳ではありません。どのような雰囲気の空間にしたいのかによって、様々な窓の開け方があります。小さすぎてもいけませんし、大きすぎてもいけません。空間のボリュームに対しての開口バランス、窓の方角、そして、内装仕上材の反射率などなど、様々な要素を鑑みながら決めていくことが大事です。

窓を小さく 窓を小さく
窓を小さく

「吉田の家リノベーション」ステンレスシンク製作

「吉田の家リノベーション」キッチンシンクを工場で特注製作してもらいました。既製品のステンレスシンクだとどうしても、角の折り曲げ部分が丸くなり、エッジが甘いというか、シャープな印象を作り出すことがなかなか出来ません。今回、クライアントから求められたキッチンカウンターのイメージは、シャープで、タフで、かつ、ざっくりとしたラフさでした。

そこで地元のステンレス加工工場に依頼し、丸みの無い、かちっとした折り曲げのシンクを製作してもらいました。エッジ処理だけの違いなのですが、見た目の印象はだいぶ異なります。

シンクと同様、直角に切り抜いたステンレストップのカウンターに組み込むと、よりシャープさが際立って見えます。質実剛健なキッチンカウンター。こういった表情のキッチンも、すっきりして良いですね。

製作ステンレスシンク 製作ステンレスシンク 製作ステンレスシンク 製作ステンレスシンク

「吉田の家リノベーション」インスタレーション?

「吉田の家リノベーション」写真では、インスタレーションのようになっていますが、天井張りの作業中です。石膏ボードを貼った上に、接着剤とフィニッシュ釘でラワン合板を張り付けています。何本も立っている棒は、接着剤が乾くまで支えるつっかえ棒です。

以前の天井には、凸凹があり、天井に影ができることで、折角の天井高を高く感じませんでした。今回の工事で、天井の凸凹の下がりを取り外し、フラットな天井としました。実際には天井高さは低くなったのですが、広がりが出ることで、以前よりも天井高さが高くなったように感じます。錯覚なんですが。。。

また、天井をフラットにすることで、光が室内奥にまで廻るという利点もあります。窓付近だけが明るく、部屋の奥が暗いなんて場合には、天井をフラットにし、明るめに仕上げる方法は、とても効果的です。

吉田インスタレーション 吉田の家インスタレーション 吉田の家インスタレーション

「吉田の家リノベーション」リノベーションと新築の違い

「吉田の家リノベーション」解体工事が完了しました。色々な物が無くなった空間は、こんなに広かったかなと思うくらいすっきりとして明るく、本来あった空間そのものの本質がストレートに現れているように感じます。

リノベーション工事は新築工事と違って、解体してみないと分からない部分が多く、解体が終わったここからが本当のスタートといった感じがあります。解体の終わった現場を見ながら、ここはどうやって配管しようか、こっちはどうやって納めようか、あっちはどうやって仕上げをしようか、などなど各種職人さん達と現況を踏まえながら一つ一つ工事段取りを確認していきます。

解体してみたら、当初予定していた工事(仕上げ)が出来ない、なんて事が起こってきます。設計者として速やかに、現状を把握し、次の手を直ぐに打っていくこと。新築工事とは異なり、リノベーションの現場では何よりもレスポンス(素早い判断)が求められるような気がします。

解体工事 解体工事

「吉田の家リノベーション」リノベーション工事の始まりと言えば

「吉田の家リノベーション」いよいよ工事が始まります。リノベーション工事の最初といえば、いつものように、解体工事からスタートです。

既存の家具や建具、キッチンカウンターなどを解体屋さんがバールを使って手際良く、解体していきます。テキパキと作業が進み、気持ちよい程、部屋が片付いてきます。結構かさ張る家具等も、パーツにばらしてしまえば、嵩が減り、トラックの荷台にかなりの量が積み込めます。

長く住んでいると、知らず知らずのうちに物は増えていってしまいます。こんな機会でもないと、必要な物と必要でない物を選別していくことってありません。リノベーション(リフォーム)というのは、自分の生活を見直す良いタイミングかもしれませんね。

解体工事 解体工事

「吉田の家リノベーション」インテリア模型の見方

「吉田の家リノベーション」インテリア(内装)模型が完成しました。この模型、どのように使うのかというと。。実際の建物の方位に合わせ、陽の当たる場所に置いて、中を覗くのです。

そうすると、窓からの陽の入り方や、床や壁に反射した明かりがどのくらい室内を照らすのか、などなど、図面やCGでは分からない情報を視覚的に理解することが可能になります。光の入り込んだ室内の明るさを判断し、仕上材の色目を明るめにするか、それとも暗めにするか、窓の大きさや位置を変えるなどの、最終調整を加えていきます。

もちろん現場の中に実際に立って、最終的な判断を行なうのも欠かせませんが、現場が始まる前に事前に何を調整した方が良いか、模型によって確認しておくことで、よりよい空間を作ることが可能になります。

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