カテゴリー: 2017 燕の空家リノベーション

「燕の空家リノベーション」DIY壁塗り工事

「燕の空家リノベーション」いよいよ壁塗りDIY工事に入ります。つるっとした平滑な壁に仕上げるのは、やはり熟練の職人技が必要になってきますが、今回はできるだけラフな表情で仕上げることが目標でしたので、壁塗りは施主さんを交えた素人部隊で行いました。仕上げ材は、しっくい塗装。砂壁の上に直にコテで塗りつけていきます。

最初から厚く塗るのではなく、まずは下地をつくる要領で薄く塗るのがコツです。一発で仕上げようとせずに、一度目はムラや塗り残しなど気にせず、全体を塗ってしまいます。続いて下塗りがきちんと乾いた後に、今度は仕上げ塗りを行って仕上げていきます。

ベージュ色だった壁が白く塗られると光が反射し、室内が明るく、そして広くなったように感じられます。家一軒、さすがに一日では塗装工事は終わりません。音楽でも聴きながら、こつこつと根気よく作業するのが良いかもしれません。

しっくい塗りDIY
しっくい塗りDIY

「燕の空家リノベーション」トラブル発生

「燕の空家リノベーション」ここでトラブル発生です。設備配管工事がスタートしたのですが、ガス管を接続しようとした所、地面の中に埋まっているガス管が腐食していて、ガス漏れの危険性があるということが分かりました。またガス給湯器も故障していて、お湯が出ないということも、ここにきて判明しました。

工事費が余計にかかっても、ここに住む為には、直すしかありません。今回は、何かあっても対応ができるよう、設備工事費をやや多めに見込んでいたため、その予算で何とか賄えました。設備配管系は、工事が始まってみないと分からないということも多いため、余裕を持って工事費を組んでおくことが必要です。

ガス給湯器は新しく購入すると、かなりの出費になってしまうため、今回はヤフーオークションで安く手に入れる方法を採り、運良く格安で手に入れることができました。給湯器は施主支給品とし、設置および配管はプロの設備屋さんにお願いしました。作業分担の切り分けを間違えないようにすることで、余計な費用を掛けずに済みました。

設備配管
設備配管

「燕の空家リノベーション」床下断熱工事

「燕の空家リノベーション」2階の床工事が終わり、大工さんは1階の床貼り工事に入っています。こちらの1階の床下には断熱材を施工することにしました。

床板を剥がして覗いてみると、予想通り今回も断熱材は施工されていませんでした。古い家は床下には断熱材が全く入っていないことが多く、冬場はほんとうに足下が冷えます。昔の人は、本当に強かったのだなあと、感慨深くなります。当初、敷き込んであった畳を撤去したこともあって、さすがに床下にだけは断熱材を施すことにしました。

大工さんも作業の要領が分かってきたのか、どんどんペースアップしています。このような熟練した技術が必要な作業、特殊な工具・加工道具の必要な作業は、やはりプロに頼むのがオススメです。蛇の道はヘビ、もとい、餅は餅屋といいますか。素人でも時間と手間を掛ければ出来ない事はないのですが、途中で心が折れてしまう可能性が高い。

リノベーションのポイントは、自分たちでやれるDIY作業と、プロに頼む作業を見極めていくことです。

リノベ床下断熱
リノベ床下断熱

「燕の空家リノベーション」仕上げをしないという選択

「燕の空家リノベーション」昨日に続いて、2階の床貼り工事が進んでいます。今回、床に貼る材料として選んだのは、ラワン合板です。えっ!それって下地によく使われるベニアじゃないの?と思われた方、そう、その通りです。仕上げというよりも、むしろ仕上げをしないという選択をしています。

ラワン合板を選んだのは工事費を抑える為、ということもありますが、このレトロな既存の雰囲気には、このラワンのざらっとしたラフな仕上げが合うのではないかと考えたからです。ラワン合板は、表面の触り心地がさらっとしていて、(その値段を考えれば)意外に脚触りが良い材料でもあります。

また現在は家具も無く、がらんとしていて床がよく見えますが、住み始めればテーブルやベッドを置くことになり、案外床は隠れてしまう箇所でもあります。隠れてしまう場所に限られた工事予算を裂くのは勿体ないな、という考えもありました。ただの合板かもしれませんが、貼り方次第では写真のように、落ち着いた雰囲気を作ることが可能となります。

ラワン合板床貼
ラワン合板床貼
ラワン合板床貼

「燕の空家リノベーション」工事がスタートしました

「燕の空家リノベーション」いよいよ工事がスタートしました。まずは畳を剥がした2階の部屋に床を貼っていきます。

今回は畳の厚さ分、下地材で床上げして床仕上げを行います。大工さんは調整材を入れて床下地を平らに調整していくのですが、既存の床がフラットでないため、なかなか難航しているようです。

新築と違ってリノベーション工事は、既存の状況に合わせながら作っていく必要があります。壁や床が斜めだったり、壁が直角に交わっていなかったり。やはりそれなりに腕のある職人さんでないと対処出来ないというのが悩ましい所です。

床下地調整
床下地調整
床下地調整

「燕の空家リノベーション」まず最初にやることは。。。

「燕の空家リノベーション」リノベーション工事のまず最初にやることといえば。片付け!になります。何と言っても、要らないものを処分し、掃除をすることからスタートします。

襖や畳、棚板など、要らないものを取り外し、処分していくのですが、ここはやはりマンパワーです。解体業者にお願いすれば、解体処分は簡単にやって貰えるのですが、その分、費用が掛かってしまいます。予算を抑えることを考えると、職人さんにお願いしなければ難しい工事はプロの職人さんにお願いし、それ以外の素人でもできるような工事は自分たちでやる、つまり、DIYで行うということが基本になります。

特に解体した廃材処分などは、市の粗大ゴミ処分に申し込めば簡単にゴミ回収してもらえますし、しかも費用を安く抑えられます。ということで工事前に、クライアント自ら大掃除大会をしてもらいました。畳や襖だけでなく、キッチンカウンターも勢いに乗って処分してしまったようです。すっかり物が無くなった空間は、それだけでがらーーーんとして、以前よりも明るく、とても広くなった様に感じます。

工事前に大工さんは床下に潜って、土台や床下地を現況を確認していきます。思っていたよりも床下の状況は良く、あまり手を加えないで済みそうです。掃除も調査も終了し、いよいよ工事がスタートします。

リノベーション大掃除
リノベーション大掃除
リノベーション大掃除

「燕の空家リノベーション」現況調査

「燕の空家」をリノベーションします。敷地に建つのは、築50年の2階建て木造家屋。築年数から考えれば、建物としての価値は0。いや、ゼロというよりも、既存家屋の解体費用がかかる分、マイナス評価でした。土地の値段200万円。解体費—100万円。土地+建物の購入費用は、200万−100万=100万円。中古車を買うくらいの値段です。地方都市の土地の値段も、いよいよここまで来たか、という感じです。

地方都市では今後、高齢化と人口減少に伴い、同様の空家が増えていくことが予想されます。今は住んでいない家を壊すにも解体費が掛かってしまう。かといって、解体して土地を売っても、土地売却費が解体費と相殺して、手元に残るお金はほとんど残らない、そんなことが起こり始めています。もはや不動産とは呼べない、負動産が世の中に増えつつあります。

こちらの建物を購入したのは最近、燕市に移住した若い方でした。賃貸アパートに住んでも、毎月7万円程度の家賃が掛かります。例えば2年間住めば7万円×24ヶ月=168万円の家賃。仲介手数料や礼金などを考えれば200万円程度がかかります。が、賃貸は家賃を支払った所でそのアパートが資産として手元に残る訳ではありません。

そこで考えたのは、同じお金を支払うのであれば、中古家屋を購入し、リノベーションして資産にしようということでした。土地+家屋を100万円で購入し、100万円掛けてリノベーションすれば、2年間賃貸アパートに住むお金で、土地という資産を手に入れることができる。仮に2年間住んだ後、建物を解体して更地にして土地を売れば、少なくとも100万円は手元に残る、という計算になります。

という訳で、こちらの古い家屋を100万円掛けてリノベーションするプロジェクトがスタートしました。家屋の価値を考えればそんなに多くの工事費を掛ける訳にはいきません。最小限の予算で、最大限の効果を得る。それが今回のリノベーションの目標です。

リノベーション前現況
リノベーション前現況
リノベーション前現況
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リノベーション前現況