カテゴリー: 2011 燕のギャラリーハウス

「燕のギャラリーハウス」柔らかな墨色仕上げの天井

「燕のギャラリーハウス」トーンを抑えたざらっとした表情の天井。写真をよく見ると、うっすらと柔らかな木目が見えています。こちらの天井、何で仕上げられているか分かりますか?

実はこちらの天井、桐合板で仕上げています。桐は表面がざっらと多孔質で、吸湿性に優れています。その性質から、湿気のこもりやすい押し入れの仕上げなどでよく使われています。今回、その桐合板をリビング・ダイニングの天井仕上材として使ってみました。桐の素地のままでは淡い色目ですが、敢えて墨色に着色し、落ち着いた雰囲気を与えています。

一般的に、収納内に使われる材料で、メインの部屋の仕上げとして使うことはあまりないのですが、実際に使って見ると、桐特有の柔らかさが空間の雰囲気を和らげ、とても上品な雰囲気になっています。いつもは裏方をしている桐合板も、主役にたってみれば、とても良い仕事をしてくれます。見た目だけでなく、これだけの面積を桐で仕上げると、その吸湿効果は抜群。湿気の多い季節も、乾燥する季節も、室内環境を一定に保ってくれることでしょう。

桐合板仕上 桐合板仕上 桐合板仕上 桐合板仕上

「燕のギャラリーハウス」アイランドキッチンの使い勝手について

「燕のギャラリーハウス」では「アイランドキッチン」を採用しています。「アイランドキッチン」とはその名の通り、壁から離れて、リビング・ダイニングの真ん中に、島のように位置しているオープンキッチンです。

空間の真ん中に置かれているため、カウンターの廻りをぐるぐると回遊することができます。キッチンカウンターの両側から出入りができるので、何人かでカウンターに立って調理をするのに、とても使い勝手が良く、重宝します。また今回、背面には大きな窓を設けているため、とても明るく開放的な空間となっています。

ただし、そのままではリビング・ダイニングからキッチン手元が全て丸見えになってしまいますので、手元を隠すようために造作で腰高の壁(腰壁と呼びます)を立ち上げています。その腰壁、ただ壁にしておくのは、もったいありません。そこで腰壁の内部に空間を設け、扉を取り付け収納スペースとしています。食器類やちょっとした食材やおやつ、筆記用具などなど、リビング・ダイニングテーブルで使う様々なモノを仕舞っておくことができ、とても便利です。

キッチンカウンターに立てば、ガラス大開口を通して、正面に庭の樹々が目に入ります。庭を眺める特等席です。食事を作り、片付ける時間は一日の中で、決して短くありません。多くの時間を過ごすキッチンを家の中で一番気持ちのよい場所に置くという発想。ひと昔であれば、キッチンは北側の暗い場所に押しやられていたかもしれませんが、冷蔵庫や換気扇などの設備器機が発展した現代においては、昔のルールに縛られることなく、もっと自由にレイアウトを考えても良いと思います。

対面式キッチンカウンター 対面式キッチンカウンター 対面式キッチンカウンター

「燕のギャラリーハウス」ギャラリーに住むということ

竣工写真の撮影のため、「燕のギャラリーハウス」を訪問してきました。こちらの住宅、竣工して約2年弱の時間が経っています。竣工時に植えた樹々は緑の大きな葉をつけ、外壁の色は程よく景色になじみ、内部空間からは、この家に暮らす施主さんの生活の色が滲み出ていました。

私の設計した建物は、竣工直後でなく、生活して暫くしてから竣工写真を撮らせてもらうのですが、どのお施主さんもとても良く住みこなしているなあと、毎回本当に感心します。こちらの住宅、ギャラリーハウスというだけあって、回廊のようなギャラリースペースと、高い天井を持つスタジオが特徴。家としてでなく、敢えてギャラリースペースとして作り、そこに住まうという逆説的な手法で設計しています。家という枠に捕われないことで、とても自由な空間が成立しています。

長い廊下に腰を下ろして本を読んだり、ボールを投げて遊んだり、壁の裏に隠れたり。子ども達は、こちらが想像する以上に柔軟に、この空間を使いこなしていました。この空間で育った子ども達はきっと豊かな創造力を持つ人になっていくのでしょうね。

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燕のギャラリーハウス オープンハウス2日目

「燕のギャラリーハウス」オープンハウス2日目。
途中、インターネットラジオ”kanekoarchi radio”で
中継を行うなど、色々な試みを行ってみました。
ラジオ出演してくださった方々へ感謝いたします。
また、2日間、たいへん多くの方にご来場頂きました。
多くの人とお会いできたことが、私にとって最高の喜びでした。
本当にありがとうございました。
時間が合わず、ご来場頂けなかった方のために、
こちらに建物の案内動画をアップいたしました。是非ご覧下さい。

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燕のギャラリーハウス オープンハウス1日目

「燕のギャラリーハウス」オープンハウス、1日目。
朝早くから多くの方にお越し頂き、ありがとうございました。
今回のオープンハウスは少し趣向を凝らし、
建物内に地元アーティストの皆さんの作品を展示し、
GALLERY&CAFEスタイルで開催しています。
参加アーティストは、
菅原洋さん、内田美代子さん、中矢澄子さん、星名康弘さん。
明日も10時より開催いたします。
リビングから望む優雅な風景をゆっくりとお楽しみ下さい。

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燕のギャラリーハウス 完成見学会開催

新潟県燕市で設計監理を行ってきました
「燕のギャラリーハウス」がこのたび竣工いたします。
クライアントさまの好意により、オープンハウスを開催することとなりました。
日時:平成23年6月18日(土)
平成23年6月19日(日)
時間:午前10時から17時まで
会場:新潟県燕市長渡
遠くの山々を望むリビングや吹抜けのスタジオ空間。
回遊式のギャラリーを歩いていくと様々なシーンが展開していきます。
当日は美味しいコーヒーと落ち着いた音楽も用意し、
皆さまのお越しをお待ちしています。
ぜひ、この空間をゆったりとお楽しみください。
当日は地元アーティストの作品の展示も予定しています。
また、ユーストリームにてkanekoarchi radioのライブ放送も行います。
詳細は、メールまたは葉書にてお送りいたしますので、
お気軽にお問い合わせください。
また、セブンイレブンのネットプリントでも出力ができます。
ネットプリント出力番号は「4L6KHXRX」です。

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ギャラリーハウス01
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燕のギャラリーハウス 杉板ランダム張り外壁

現場確認のため、燕のギャラリーハウスへ。
足場が外れ、やっと外観が現れました。
杉板ランダム張りの外壁。
道路を車で走っていても、おっと人目に留まるインパクト。
全長約32mの細長いプロポーションと相まって
とても不思議な雰囲気を放っています。
オープンハウスまであと1週間、工事はラストスパート。

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燕のギャラリーハウス 杉板凹凸仕上げ

現場確認のため燕のギャラリーハウスへ
今回、外壁に使用したのは、杉板。
外壁にラフな表情を出すため、4種類の幅、3種類の厚みの板を用意し、
その板を現場でランダムに張り上げていくという方法を試みました。
4種類×3種類=12種類の異なる材料が外壁に取り付いています。
外壁には日が当たり、壁に凸凹とした陰影ができています。
今までに見たことの無い、面白い表情。
足場の解体がとても楽しみ。

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燕のギャラリーハウス オープンハウス

昨日に引き続き、燕のギャラリーハウスへ。
いよいよ竣工まで後1ケ月。現場はラストスパート。
震災の影響があり建築資材の不足と材料高騰など、
工事後半は難航しましたが、何とか先が見えてきました。
最後まで気を抜かず、良い建物に仕上げていきたいと思います。
今回、お施主さんの協力もあり、
6月18日(土)、19日(日)とオープンハウスを開催することになりました。
詳細は決まり次第、当事務所HPのNEWSへアップ、
または、皆さんへ直接メールでお知らせします。
直接案内をご希望の方は、当方までメールにて連絡を。

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燕のギャラリーハウス 稲穂を眺めるリビング

燕のギャラリーハウスの現場チェックへ。
敷地の目の前の田んぼには、既に水がはられ、
細い稲苗が均等に並び、風に揺れています。遠くには、うっすらと雪の残る山々。
田んぼを上を、気持ちのよい風がそよそよと吹き抜けていきます。
夏になれば青々と稲が育ち、秋は一面黄金色に色づき、冬には真っ白の風景。
季節の移り変わりを見ながら過ごす生活。贅沢な時間。

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燕のギャラリーハウス 製作家具打合せ

燕のギャラリーハウスの家具打ち合わせのために、
新潟県加茂市の木工舎を訪ねた。
加茂市といえば、桐箪笥の製作で有名な土地。
こちらの家具製作工場を構える木工舎の中林さんと図面を睨みながら
ああでもない、こうでもない、と家具と建具の打ち合わせ。
今回、あえて特殊な仕上げに挑戦してみようと話がまとまる。
どんな表情になるか、とても楽しみだ。
打ち合わせを終わって気がつくと、
開始から既に3時間が経過。予想以上の時間経過に驚く。

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