カテゴリー: 2009 寺尾西の家

「寺尾西の家」長いスパンで考えること

たまたま近くを通りかかったので「寺尾西の家」にちょっと寄り道。こちらの住宅、2009年竣工ですので、改めて考えると竣工から7年半の時が過ぎているんですね。建築のプロジェクトは、始まってから終わるまで、短くとも1年、長ければ数年という時間がかかるので、一つのプロジェクトに集中していると、あっという間に時が経ってしまいます。ついちょっと前に竣工したんだよな、と思っていると、既に数年経っていたり。時間感覚が無くなってしまいます。

こちらの建物の庭に植えたモミジの樹は、竣工当初は1mくらいの苗木でした。それが今ではみっしりと葉をつけ、立派な樹木へと成長していました。当時、茶色だった木塀は、濃い茶色へと色を変え、とても落ち着いた雰囲気となっています。

ダークグリーンのガルバリウム外壁、濃い茶の木塀、緑に茂った木々。色のトーンがしっくりと馴染んでいるように見えます。自然素材は、時とともに色を変えていきます。それに緑の樹々も。竣工時点での色の取り合いを考えるのはもちろんですが、時を経た時の色の取り合いも考慮する。そんな長いスパンでの視点を持ちながら考えることも大事だと改めて考えました。

竣工後7年半
竣工後7年半
竣工後7年半

寺尾西の家 空間に安心感を与える連続梁

寺尾西の家の天井には、連続梁が表しとなっています。
455ミリごとに規則正しく並ぶ16本の梁。
通常ですと梁は天井を貼って隠してしまうのですが、
今回の計画では、そのまま力強い梁を見せてしまおうと考えました。
梁が見えても見えなくとも、構造耐力上の差は無いのですが
梁が見えることによって、空間に安心感が宿っているように感じます。
梁を美しく見せるためには、設計上も施工上も、大変に気を使います。
それだけに美しく仕上がった時の感動は、大きいものがあります。

連続梁表し01 連続梁表し02

寺尾西の家 ホタテ貝殻の壁仕上げ

寺尾西の家の壁仕上げは、ホタテの貝殻が原料のエコドマスウォール。
漆喰は「石灰岩」を原料としてますが、
エコドマスウォールはホタテの貝殻を焼成したものを原料としています。
漆喰壁と同様に吸湿性を持ち、
室内環境を安定させてくれるという効果を持っています。
こちらのエコドマスウォールを施主さん自ら、ローラーで塗装しました。
ざらっとした質感が陽の光を柔らかく受け止め、
しっとりとした優しい空間を作り出しています。
自然素材を原料としているためか、
塗料独特の嫌な匂いは全くせず、とても快適な住まいが実現できます。
寺尾西の家

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寺尾西の家 スチール黒皮テーブル脚 製作

寺尾西の家でデザインしたダイニングテーブル。
繊細な線材で構成されたスチール黒皮仕上げの脚に、
重厚な無垢板を載せただけのシンプルなテーブル。
このの絶妙なアンバランスさ。
こちらの矩形の脚、寝かせて置くけば、ローテーブルにもなります。
3種類の高さへと変化するテーブル脚。
ご希望の方は、当事務所まで連絡を。
一品一品、鉄骨屋さんで手加工してつくりますので、
連絡いただければ、見積もり金額をお知らせします。

製作テーブル 製作テーブル 製作テーブル

寺尾西の家 キッチンの手元を隠す工夫

寺尾西の家のキッチンは、製作キッチンカウンターを入れました。厚さ4ミリの厚手のステンレストップを載せた真っ赤なキッチン。重厚なステンレスは、がっちりとした安定感があり、使い心地は良好です。

ダイニング側には収納家具を作り付け、キッチンの外からはカウンターの手元が見えないように工夫してあります。1日3食、食事をつくるとなれば、キッチンは一日中稼動し、カウンター上がきれいに片付くということはありません。またキッチン内は、電子レンジやポット、炊飯ジャーなど、様々なモノで溢れています。その美しい見た目から、オープンキッチンを希望される方も多いのですが、料理をされる方であればこそ、キッチンが内が丸見えになることはオススメしていません。手元を隠した対面式キッチンであれば、ちょっとカウンター上が片付いていなくとも、ダイニング側のお客さんからは見えず、涼しい顔でキッチンに立っていられます。片付けに気を使わなくとも過ごせる、これが暮らしを美しく保つ秘訣です。

製作キッチン 002 003

寺尾西の家 ぼーっとできる空間

撮影は無事終了。
ゆっくりとした時間が流れているためか、
ずいぶんと長居をしてしまいました。
普段はとても活動的な施主さんも家にいるときは
ついついぼーっとしてしまうそうです。
確かに、空に流れる雲と庭の緑をリビングで眺めていたら、
一日があっという間に過ぎてしまいそうです。
それにしても、家具やインテリアの小物など、センスよくまとめ
皆さん、よく住みこなしているなあといつも感心します。
竣工した当時よりも、住むことで家がいきいきとしているように感じます。
また、季節が変わった頃にお伺いします。
撮影への協力、ありがとうございました。

102ホタテ塗装壁 103 104

寺尾西の家 黒皮仕上げ鉄骨階段

寺尾西の家へ竣工写真の撮影に伺いました。
こちらの家は、引っ越しから約半年。
リビングから連続する中庭には新緑の葉が繁り、
室内には、ゆったりとした時間が流れていました。
こちらの家の特徴はなんと言っても、
リビング・ダイニングの真ん中に挿入された
黒皮仕上げの鉄骨階段。
オブジェのような鉄の存在が空間に緊張感を与えています。

スチール黒皮階段 スチール黒皮階段

黒皮階段901

寺尾西の家 オープンハウス

12月5日、6日と寺尾西の家のオープンハウスを行いました。
晴れたり、曇ったり、雨が降ったりと、ころころと変わる天気の中、
沢山の方々にご来場頂き、大変ありがとうございました。
比較的ゆっくりと一人一人お話することが出来て
とても良い時間が過ごせました。
まだ中庭に植栽が入っていないため、
リビングから眺める庭が少し寂しいのですが。
春には樹を植える予定。
樹々の葉が茂る風景が今から楽しみです。

寺尾西の家 SUSシンク加工工場へ

寺尾西の家のSUSカウンターの出来上がり確認のために製作工場を訪れる。
すでにSUSシンク、カンターとも製作済み。
溶接の跡や折曲げ部分の仕上がりの無骨感さが非常に良い。
丁度、工場ではSUSの溶接作業中。
バチバチッという鉄の溶接と違ってジーーッと地味な印象のSUS溶接作業。
当たり前のことだが、どんなモノであっても、
こうやって人の手によって、一つ一つモノが組み立てられていくのだ。
ネット時代にあっても、頑にアナログなモノ作りの現場。
目の前でモノが出来上がっていくというのは、とても心地よい瞬間だ。

シンク加工001

寺尾西の家 ガルバリウム小波板横貼り

寺尾西の家の足場が解体され、建物が姿を現しました。
外壁はガルバリウム小波板の横貼り。
濃緑の色とも相まってとてもシャープでモダンな印象。
周辺環境から際立ち、すくっと立っています。
いよいよ工事も大詰め。
こちらの家は、12月5日、6日にオープンハウスを開催する予定です。
ご希望の方はメールにて問い合わせください。

寺尾外壁ガルバ001 寺尾外壁ガルバ002

寺尾西の家 壁塗りセルフビルドの充実感

寺尾西の家、壁ホタテパウダー塗り自主施工2日目。
昼過ぎまで掛かって、塗装作業はほぼ終了しました。
家一軒分の壁をセルフビルドで塗装するのに、要した日数は2日。
用意した塗料をすべて使い切ってしまい、
塗りムラ直し作業は、残念ながら少し残ってしまいましたが。
乾いたところをみて、マスキング剥がし、みんなで仕上がりを確認。
塗った人によって、仕上がりの度合いが異なりますが、
少しムラがあったり、はみ出ていたり、そんなところはご愛嬌。
このざっくりした感じがよいのです。
自分たちで塗った壁の仕上がりにみんな満足そう。
何よりも自分の家を自分たちで仕上げた充実感は何ものにも代えられません。
みなさん、お疲れさまでした。

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