カテゴリー: 2010 亀田東町のコートハウス

「亀田東町のコートハウス」対面式オープンキッチンの隠し技

亀田東町のコートハウスのキッチンエリアはリビング・ダイニングと連続している、いわゆるオープンキッチンです。キッチンがダイニング側を向いていることから対面式キッチンと呼ばれます。食事の用意をしながらダイニングの子ども達に目が届くということが対面式オープンキッチンの大きな利点です。しかし、料理をされる方なら分かると思いますが、キッチンカウンターの上というのは、料理の材料や洗い物などが置かれ、一日中片付くことはありません。

そこで今回、カウンターの上がダイニング側から丸見えにならないよう、少し高めの前面カウンターを設けました。少しくらいキッチン上が片付いていなくても涼しい顔で立っていられます。また、カウンターの下には扉付きの収納棚を設け、カップや皿を始め、ペンや印鑑などの小物も一切合切しまっておくことができ、とても便利です。

キッチン後方には、押入れ状の収納スペースを設け、料理をする時には扉を開け、料理が終わったら扉を閉めて隠すという方法をとっています。扉を閉めてしまえば、すっきりと片付いている(ように見える)という、まさに隠し技!が使えます。いくらオープンキッチンが開放的で美しいといっても、その美しさを保つのにストレスが溜まるようでは長くは続きません。料理をする人の立場に立って考える、それが大事なことです。

オープンキッチン オープンキッチン オープンキッチン

「亀田東町のコートハウス」外壁をチープに見せないための工夫

亀田東町のコートハウスの外壁は、耐候性能が高く、軽量で施工コストが安いという理由からガルバリウム鋼板張りとしています。しかもその中でも最も安価な「小波板」という形状の鋼板を選択しています。ですので、ちょっと使い方を間違えると、だたのチープな倉庫に見えてしまいかねません。張り方に細心の注意を払い、かつ色選びを慎重に行ないました。

ガルバリウムの色はトーン抑えめの「いぶし銀」で落ち着いた雰囲気に。またガルバリウム鋼板だけでは味気ないので、ポイントとなるよう部分部分で木の板を張り、少し明るめの茶色に着色しています。ローコストといえども、工夫次第で他の建物に劣らない程の堂々たる雰囲気になります。いかがでしょうか?チープにはみえないでしょ。

ガルバリウムいぶし銀 ガルバリウムいぶし銀 ガルバリウムいぶし銀

亀田東町のコートハウス 引き渡し

オープンハウスが終了し、いよいよ本日、亀田東町の家が引き渡しとなります。先日、施主さんと一緒に植えた樹の葉はきれいに色づき紅葉していました。引き渡し前に、部屋を一つ一つ廻り、気がついた点を最終チェック。細かい直しはあったものの、無事に引き渡しが完了。

この家づくりに関わった職人さんを始め、現場監督さん、そして本当に喜んで頂いたお施主さんに、感謝です。引っ越しして落ち着いた頃、またお邪魔しますね。

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「亀田東町のコートハウス」引き算のデザイン

「亀田東町のコートハウス」も、いよいよ完成間近です。オープンハウスで、ある設計者から指摘されたのですが、私の設計した建物はどうやらディテールの繊細さにポイントがあるようです。確かに図面を書き進める際には、ごちゃごちゃとした線や要素を無くしたいと考えながら、設計をしています。では、なぜそう考えるのか?あらためて、自分に問いかけてみたいと思います。

壁と床、扉と手掛け、枠と壁など、建築を構成している要素は、様々な部分で取り合いが生まれています。その取り合いの部分には大抵、巾木や枠、見切り材などの仲介する部材が取付けられます。しかもその仲介部材は、他の主要な構成要素よりも目立ってしまいがちです。例えば、壁に取付けられた巾木は、その壁や床以上に目立ってしまったり。

私はその仲介している部材が、不純であると考えているのかもしれません。できればその存在がないのが理想だと。ただ、施工上の必要性からどうしても無くすことができない。そんな部材は、極力、存在感を消してつくるように意識しているのかもしれません。すっきりとできだけ目立たないように。目立つところを作り出すのではなく、消していくことに力を入れるデザイン。そんな引き算のデザインの手法もありだと思います。

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亀田東町のコートハウス オープンハウス

本日、亀田東町のコートハウス、オープンハウスを行ないました。私がいたのは午前中だけだったのですが、寺尾西の家のお施主さん、矢代田の家のお施主さんと、立て続けに今まで設計した家の施主さんにご来場いただき、直接、お話ができて大変嬉しい思いでした。寺尾西のお施主さんからは、”自分の建てた家とは違うけど、これもまた面白く、こんな家にも住んでみたいなあ”と、設計者冥利につきる言葉を頂きました。

オープンハウスの合間には、ネット購入した植栽をお施主さんと一緒に中庭に植えつけました。樹を植えると庭が庭らしく、家が家らしくなってきます。今まではあまり目が行かなかった中庭へ、自然と視線が向いていきます。コートハウスゆえ、建物だけでは成立しません。庭があって初めて成立する空間となっているのです。

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亀田東町のコートハウス 実際に部屋の中に立ってみること

亀田東町の家もいよいよ完成間近です。本日は、中庭に木の塀を建て込む工事を行なっています。
施主さんと一緒に実際にリビングの中に立ち、板の張り方や塀の高さなどを最終決定していきます。部屋の中に立ってみて、外には何が見えるのか、外からはどう見えるのか、また、圧迫感や閉鎖感は無いかなど、実際の感覚を頼りにし、最終決定をしていきます。

実際にその場で、見て、感じること。至極当たり前のことですが、良い空間を作る為には、とても大切な作業です。

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亀田東町の家 足場解体

現場チェックのため、亀田東町の家へ。
すでに足場が外れ、建物の全体像が見えていました。
H型の平面形状が複雑な外形として現れています。
H型の凹んだ部分には、2つの中庭を設けます。
内部では、壁ボード貼り工事が進んでいました。
リビングの天井は、連続する梁をそのまま表しとします。
梁を見せることで、安心感ある空間を作り出します。

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亀田東町のコートハウス 大開口サッシ取付

現場確認のため、亀田東町の家へ。外壁下地ボードが貼り終え、アルミサッシの取り付け工事が始まっていました。前面道路から建物を見ると、南の庭とリビングを通して北庭が見えています。リビングの両側には南庭と北庭を置き、大開口のサッシで連続させました。2方向への抜けのある、開放的なリビング。水平方向へと視線が抜けるよう、あえて天井高さを抑えています。

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亀田東町のコートハウス 上棟

夕方までに無事、屋根防水下地までが完了。後半、雨がぱらついたもののなんとか天気はもちました。朝には基礎しかなった現場に夕方には建物が建ち上がりました。突如出現する建物に近所の人たちもびっくりした様で道路に出てきては、私たちと一緒に大工さん達の立ち働く姿をじっと眺めていました。モノが出来ていくところには、理由なく感動があります。