カテゴリー: 2005 ベーシックハウス

「ベーシックハウス02」引くというデザイン手法

ベーシックハウス02の近くを通りかかったので、そっと遠くから外観を見せてもらいました。両隣の住宅に挟まれるようにして、こじんまりと佇んでいます。周囲の家の大きさと比べるとだいぶ小さく、とてもかわいらしい立ち姿です。同じ表情の建物が並ぶ中、この独特のスケール感がとても個性的に見えます。この立ち姿は意図的に行なった訳ではなく、建設コストを抑えるという条件から出てきた必然的な形です。シンプルでありながらも、「家」という力強いイメージを作り出しています。コロニアル風から和風、地中海風など、あらゆる奇抜な形や色で溢れる街中にあって、それに対抗してデザインを主張するのではなく、あえて引くことで個性を発揮する、そんなデザイン方法も有効だと思います。

竣工から10年。デッキテラスにはブランコが掛けられ、庭の緑も大きく育っていました。窓には風に揺れる白いカーテン。住まい手の暮らしが加わり、しっくりと街並に溶けこんでいました。

ベーシックハウス ベーシックハウス

ベーシックハウス07 杉板外壁の経年変化

ベーシックハウス07の外壁に貼られた杉板。
こちらの外壁は、杉の経年変化を楽しむため、敢えて塗装はせず、そのまま素地仕上げで貼られています。竣工から約5年。杉貼り外壁がどのように変化したか、確かめにいってきました。竣工当時は杉の明るい表情が印象的でしたが、雨と風に晒された杉板は、グレー色へと変化し、味わいのある落ち着いた趣きへと変わっていました。まるでここで暮らしてきた時間が外壁に刷り込まれてきたようです。時間を経ることで、価値を失うのではなく、逆に価値を増していく仕上げ。それは自然素材を使ったからこそ出せる価値なのでしょう。

杉板貼り経年変化 杉板貼り経年変化 杉板貼り経年変化

ベーシックハウス01 竣工写真撮影

ちょっと遅くなってしまいましたが、
ベーシックハウス01の写真撮影に伺った際の話をアップ。

竣工写真撮影のために、ベーシックハウス01へ。
2005年の竣工から、まる3年が経つ。
外壁の杉板は、雨によって色がやや落ちてきていますが、
逆にその質感がよい雰囲気を醸し出していました。
内部の床の栗フローリングやホタテパウダー壁も、
時が経ち、落ち着いた色合いになってきているように感じます。
家というものは、そこに住む人と共に時を重ね、
味わいを増していくものなのだなあと、あたらめて思いました。
リビングの全解放窓から見る、田んぼの景色、空を流れる雲。
家の中には、外とは違った静かな時間が流れているようでした。
時間を忘れ、ついつい長居をしてしまいました。
撮影に快く応じてくださったお施主さん、ありがとうございました。
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ベーシックハウス02 本体工事費1200万円の家

ベーシックハウス01に続いて作った2棟目の標準化住宅、ベーシックハウス02。4間×4間=16坪という平面形状はそのままに、屋根を片流れ屋根から切り妻屋根へ形状変更、外壁には、市街地という地域に合わせ、ガルバリウム鋼板張りを採用しました。
写真を見てもらえば分かるように、隣の建物と比べて建物の高さを、ひと回り小さく作っています。小さくつくることで内装・外装の仕上げ面積が減り、コストダウンを図ることができます。といっても、室内の天井高さは圧迫感のないようにしっかりと確保していますので、ご心配なく。
この様なコストを抑えた標準化住宅を、新潟県内で展開していこうと思っております。
建坪16坪、延べ床30坪。建物本体工事費の目安は1200万円。坪単価にして、40万/坪。興味のある方は、お問い合わせください。

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ベーシックハウス07 大型木製引き戸の視覚的効果

朝から台風の接近に伴い、とても風が強い。
電車、バスとも止まっているため、車で新潟へと移動。
今日は、ベーシックハウス07の竣工検査日。
風速25m、まさに台風まっただ中。
大型木製引き戸の気密性を心配していましたが、
これだけの風が吹いても、吹き込みの問題はありませんでした。
これだけ大きな引き戸が取りついていると、リビングが視覚的な広がりもち、
物理的な広さ以上に広く感じます。
まだ外構工事はこれからですが、木製壁で庭を囲み、庭木を植える予定です。
無事、検査が終了。後は引っ越しを待つだけです。

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ベーシックハウス07 懐かしい雰囲気が漂う空間

ベーシックハウス07の現場へ。
いよいよ明日、オープンハウスが開催されます。
工事の追い込みはバタバタでしたが、夕方までには何とかカタチになりました。
一同、ホッと胸を撫で下ろしています。
温かな木の表情と白い漆喰壁の質感。
なんとなく懐かしい雰囲気が漂う空間です。
シンプルな中にも木の良さを感じる、暖かみのある空間となりました。
お時間ある方は是非、オープンハウスご来場ください。お待ちしております。

ベーシックハウス竣工前02 ベーシックハウス竣工前01 ベーシックハウス竣工前03

ベーシックハウス07 漆喰壁コテムラの味わい

昨日の塗装状況の確認のため、ベーシックハウス07の現場へ。
コテムラが多少あるものの、逆にそのムラが味わい深く、とても良い。
窓から射し込んだ光を拾い、しっとりとした落ち着いた表情を見せています。
天井の根太を現しにした表現との対比を考えると、
壁にこれくらいの強い素材感がないと、壁が天井に負けてしまうように思います。
標準化住宅のため、派手なデザインはありませんが、
肩の力が抜けた、自然体で気持ちの良い家になりそう。
竣工まであと少し。

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ベーシックハウス07 壁漆喰塗り自主施工

本日は、ベーシックハウス07の壁塗り内装工事。
今回、壁の仕上げはお施主さんの自主施工でおこないました。
陰ながら、設計者の私も壁塗りのお手伝い。
今回採用したのは、うまくヌレール漆喰
石膏ボードの壁に直接、コテを使って漆喰を塗り込んでいきます。
みんなでもくもくと手を動かします。
真っ白になって、娘さんも一所懸命お手伝い。
自分の部屋を自分で塗ったっていうのは、
子供にとって良い思い出になるのでしょうね。

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ベーシックハウス07 杉縦羽目板貼の外壁

ベーシックハウス07の現場へ。
足場が解体され、外観が現れました。
今回の外壁仕上げは、杉縦羽目板貼。
あえて塗装はせず、素地仕上げとしました。
時間の経過とともに、杉の板が色を変えていくのを楽しむ、という趣向です。
真っ青な空に杉の柔らかい色目が映えています。
リビング南側には、全面開口の大型木製建具を配置しました。
庭と連続した開放的なリビング。

ベーシックハウス07外観

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ベーシックハウス07 標準化住宅の多様性

工法や使用建材を合理化することでコストを抑え、
最大限の性能と空間を確保する標準化住宅、ベーシックハウス。
こちらのベーシックハウスも、今回で7棟目。
何度も試行錯誤を重ね、ブラッシュアップを図り、
いよいよ完成形に近づいてきている感じがあります。
すべて4間×4間という平面、同じ構造形式に基づいているのですが、
一つ一つ、すべての住宅が違う表情を持っています。
選択する材料、間仕切りの位置、敷地条件が変わるだけで、住宅というのは
これほどまでに多様な表情を見せてくれるということに毎回驚かされます。
ベーシックハウス07の内装工事も終盤です。
後は内壁の塗装を残すだけ。
果たして、今度はどの様な空間が現れるのだろうか。楽しみだ。

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ベーシックハウス07 こだわりを持つこと

ベーシックハウス07。
コストを抑える色々な工夫を盛り込んだ住宅なのですが、
今回、外壁材に選んだのは、杉板貼り。
決して、安い材料ではありません。
合理化できるところは徹底的にコストを抑え、
こだわるところにはしっかりをコストを掛けていく。
ただ安い材料を積み上げただけでは、
気持ちよく過ごせる空間をつくることはできません。
折角、自分達が暮らす場所なのですから、
こだわりを持つところには、きちんと気に入ったものを使う。
コストバランスを保ちながら、納得のいく家を造りを。

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