カテゴリー: 2018 標準化住宅ベーシックハウス

標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」外壁杉縦羽目板貼り

標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」外部足場が外れ、建物の外観が表れました。先日DIYで塗装した杉板は縦羽目張りで大工さんに張り付けてもらいました。少し茶色掛かったグレー色がとても落ちついた雰囲気を醸し出しています。まるで竣工して暫く経ったかのような佇まいです。

杉板は自然材料ですので、時間の経過とともに更に表情が変化していきます。経年変化を楽しむのも、建築のまた一つ楽しみではないでしょうか。

杉縦羽目板貼
杉縦羽目板貼
杉縦羽目板貼

標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」DIY工事

標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」本日は、外壁へ貼る杉板のDIY塗装を行いました。職人さんたちに全てを任せるのではなく、出来ることは自分たちでやる。DIYを行うメリットは、コストを落とすことが出来ると同時に、自分たちで住む家を自分たちで作り込む楽しさを体験できることだと思います。

今回、塗料として選定したのは、材木に塗り込むことで中まで浸透し、木の腐食を止めるという木材用塗料です。水で溶いて使えるため、とても塗りやすく、始めての人でも簡単に塗れます。DIYの材料選びで最も大切なことは、誰でも簡単に!出来るということです。

外壁に貼る前の板材を、倉庫に平置きして、一枚一枚、裏表共にローラーと刷毛で塗り込んでいきます。板に塗り込み、暫くすると表面がみるみるグレーへと変色し、アンティークの様な落ち着いた表情へと変わっていきます。塗り残し対策で2度塗り作業を行い、約6時間で作業完了。今回、塗装した外壁面は40㎡。約一日作業ですので、やる気さえあれば素人でも何とかなります。もし私もやってみたい、という方がいたら、手を挙げてください。材料の選定から、塗り方のコツなど、アドバイスいたします。

杉板DIY塗装
杉板DIY塗装
杉板DIY塗装

標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」断熱性能について

標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」現在、断熱工事が進行中です。ベーシックハウスは、ローコストを目標とした建物ですが、標準仕様で断熱等級4=フラット35S断熱(新潟地域)仕様に対応しています。断熱等級4とは、改正省エネ基準(H25年基準)での最高等級となります。もうワンランク仕様を上げれば、ZEH(ゼロ・エネルギー住宅)にも対応することも可能です。

金利メリットがあって、かつ、暑さ寒さに強い家。心地よさや見た目などのデザインも重要ですが、断熱性能や耐震性能などの基本性能も疎かにしないように考えて、いつも設計をしています。デザインは良いのだけど、断熱性能はちょっとね。。。なんて建物では、やっぱり住みにくい住宅になってしまいますので。

断熱工事
断熱工事
断熱工事

標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」上棟から約1ヶ月

標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」、上棟から約1ヶ月が経ちました。柱と梁だけだった建物も外壁下地ボードが貼られ、アルミサッシも取りつき、建物らしくなってきました。柱梁が仕上材で隠れてしまう前のこの段階で、金物の取付け状況をチェックしていきます。現場では内装下地大工工事と設備配管工事、電気配線工事などが進んでいました。

屋根を支える垂木材や壁下地となる間柱材が、規律正しく均等に間隔で並んでいるのを見ると、美しいと感じるのは何故なのでしょうか。格子やルーバーなどもそうですが、規律ただしいリズムが、何か心に訴えかけてくるような気がします。今回は垂木材・間柱材、共に仕上材で隠してしまいますが機会があれば、連続したこの材を積極的に見せるような空間を作ってみたいと思います。

大工内装工事
大工内装工事
大工内装工事

標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」上棟しました

標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」建て方作業。屋根垂木の仕口部(組み合わせ部分)は、機械加工で対応できなかったので、大工さんの手で加工してあります。いくら機械加工技術が発達したと言っても、複雑な角度がついた箇所や特殊な収まり部などは、やはり大工さんの腕によるところがまだまだ多いのが現状。ただし、このような手加工ができる大工さんは、残念ながら、近年、減ってきている状況です。

工業加工で対応できない部分は、現場で加工作業をしつつ、組み上げていったので、予定よりも時間がかかってしまったようですが、夕方には、無事に上棟しました。(上棟とは、棟梁が組み上がり、建物の組み立てが完了することを言います。)暑い中、左右、上下に走り回ってくれた大工さん達に感謝です。関係者の皆様、おつかれさまでした。そして、おめでとうございます。

大工手加工1
大工手加工2
大工手加工3

標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」建て方工事

標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」本日、建て方工事です。決して広くはない敷地の中になんとかクレーンを据え置き、作業開始です。次々とトラックで運ばれてくる柱・梁材をクレーンで吊り上げ、組み上げていきます。クレーンやら材料やらでいっぱいで、敷地内は通り抜ける隙間もありません。

柱・梁などの材料には、「い1」「は2」などの記号が振ってあります。ひとつひとつ施工図面に表記してある記号と材料記号を照らし合わせ、図面で指示された箇所へと組み込んでいきます。敷地内に材料の置き場所が少ないため、材料を運び込む順番や建て込む順番を考慮して、作業を進めていかなければなりません。

建て方作業
建て方作業002
建て方作業003

標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」プレカット図チェック

標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」、いよいよ工事が始まります。工務店から届いたプレカット施工図を設計図と照らし合わせて、チェックしています。プレカット施工図というのは、柱、梁などをどのように組むか、部材寸法や金物位置などを含めて、表記してある施工図面です。

構造耐力的に不具合は無いか、また、デザイン的にも問題になる箇所はないか、入念にチェックしていきます。梁組みが仕上げで隠れるのであれば、梁組みをあまり気にすることはないのですが、ベーシックハウスは2階の床組みがそのまま1階の天井仕上げとして現れてくるので、チェックをおろそかには出来ません。

プレカット業者さんと何度もやり取りしながら、最終的なプレカット図へと近づけていきます。いよいよ来月、工事がスタートします。それまでに、確認申請の審査やローンの借り入れ審査、工事契約など、工事着工に向けてやらなければいけないことが、まだまだ山積みです。

プレカット図チェック
プレカット図チェック
プレカット図チェック

標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」スタディ模型作製

標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」のスタディ模型を作成中です。標準化された4間×4間平面の単純な間取りの組み合わせといえど、組み合わせ方次第で無限の平面ヴァリエーションが生まれてきます。平面の組み合わせ方に加えて、窓の配置も加えれば、様々な室内空間を実現することが可能となります。

様々なヴァリエーションが可能といっても、建物は周辺の環境と無関係に建ち上がる訳ではありません。方位、道路接道、隣地の建ち方、風の抜け、視線の抜け、その人の暮らし方など、様々な条件を読み込んでいくことで、必然的に間取りが決まっていきます。設計というものは、実際に敷地を見て、お住まいになる方と話しをして、方向性を見極め、平面という形に集約させていく作業です。

ある程度、方向がま決まった時点で、模型を作製していきます。模型を作りながら、空間構成に不具合がないか、更に良い間取りはないか、と考えを巡らしつつ。

スタディ模型作製001
スタディ模型作製
スタディ模型作製

標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」現地調査

標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」計画敷地へと脚を運び、周辺の状況等を確認してきました。購入前の不動産情報には当然、隣地の家の配置や窓の位置までは、記入してありません。購入前に実際に敷地を確認し、建てる際に不利になる周辺条件や設計を進めていく際に気をつける事など、敷地に立った印象などをメモしていきます。

敷地を購入した後に、この敷地ではイメージしていた家は実現出来ません、などとならないよう、事前に敷地をチェックすることは大切。周りに一切何も無いがらーんとした敷地なら、いざしらず、周辺情報の手がかりなく、設計を進めていくなんてことは考えられません。という訳で、私の事務所では、土地の購入前でも、必ず計画敷地を見せてもらうようにしています。

場合によっては、敷地を見た事によって、敷地の購入を諦めるなんてケースもあります。が、土地購入は、買ってしまってから後悔するような金額のものではありません。時には慎重に(土地を見る際は慎重に)、時には大胆に(購入を決めたら直ぐに動くこと)行動することが大切です。

土地購入事前調査
土地購入事前調査

標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」設計スタート

昨年再始動した、標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」の設計がスタートしました。「ベーシックハウス」プロジェクトは、構造部材や仕様などの設計仕様の標準化を計り、かつ、施工を合理化することで、住宅としての質を保ちながら建設コストを抑えるという目標で考えられた標準化住宅プロジェクトです。デザイン性や断熱性などの仕様を落とす事無く、延べ床面積32坪、設計料+建築工事費+消費税込み=1500万円(坪単価にして、46万円/坪)という価格を実現しています。

今回のプロジェクトの計画地は新潟市内。土地探しからスタートしています。まずは、不動産情報の中から目当ての土地を探し、敷地形状を考慮しながら、建物の配置をスタディ中。新潟ですので、車の駐車スペースが当然、必要。しかも1人1台。敷地面積131.42㎡(39.75坪)。そこに建坪(建築面積)56.31㎡ ( 17.03坪)の建物を建て、最大3台の駐車スペースを確保します。配置スタディをした上で、土地を購入するかどうか、を施主さんは検討していきます。建てる建物のイメージがはっきりした上で土地購入できるというのは大きなメリットです。

敷地40坪でも、建物をバランスよく配置すれば、駐車スペースはちゃんと確保出来ます。この広さでは無理かな?と、判断する前に、設計者に相談してみるのが良いかもしれません。

標準化住宅模型
標準化住宅模型
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