カテゴリー: プロジェクト

「千葉花園町の平屋」適材適所

「千葉花園町の平屋」現在、内装仕上げ工事が進行中です。今回、浴室の壁・天井仕上げには桧(ヒノキ)縁甲板貼を採用しています。浴室のドアを開けると、さわやかなヒノキの香りが漂ってきます。このヒノキの香りの中で浴槽に浸かったら、きっとリラックスして長湯になってしまうことでしょう。

通常、ヒノキ材で浴室を仕上げたら、建設コストが上がります。そこで今回、全体の予算を抑えるため、納戸や収納部屋の仕上げは、合板(いわゆるベニア)仕上げとしています。収納内に物が納まってしまえば、壁は見えなくなってしまいますし、そもそもそのような部屋は、お客さんが入る場所ではありません。そのような裏側の部屋の仕上げは、思い切ってコストをずばっと下げ、そこで浮いた予算を使って、表の部屋を良い材料で仕上げる。そうすることによって、コストバランスの取れた見栄えの良い住宅を実現することが出来ます。

仕上材選びには、「適材適所」が大切です。

桧仕上浴室
合板仕上収納
合板仕上収納

「千葉花園町の平屋」内装仕上げ打合せ

「千葉花園町の平屋」大工工事が終わりに近づいてきました。大工工事に続いて、現場は内装仕上げ工事へと入っていきます。という訳で、内装工事に入る前の現場打ち合わせ。

設計図面である程度の仕上材は決めているのですが、仕上げの色やテクスチャーなどは、実際に現地に立って、光の入り方や空間の雰囲気を見ながら最終決定していきます。頭の中で想像していたよりも、その空間が明るければ、少し落ち着いた色に、思っていたよりも暗ければ、少し明る目の色に。料理で言えば、味を整えるために最後にちょっと調味料を加えるように。料理が季節や食材の状態によって味が分かるように、空間も成立するその場所によって雰囲気が変わるのではないかと思っています。この調整をやるとやらないでは、でき上がってくる空間の質が決定的に変わってくるような気がします。

今回の空間は、明暗コントラストが強めの空間となっていましたので、明暗を均すためと南側から入った光を奥の部屋へと導くため、比較的明るめの色を選択しました。また、柔らかく室内に光を廻すため、テクスチャーはざらっとした質感で。

内装工事
内装工事
内装工事
家具打合せ

「千葉花園町の平屋」内装工事進行中

「千葉花園町の平屋」現場進行中です。工事が始まってから4ヶ月。天井仕上げや間仕切り壁下地の工事が進み、いよいよ内部の空間構成が見えてきました。

大きさ30坪弱のコンパクトな平屋住宅。屋根形状に合わせた片流れ勾配天井や、軒先高さ抑えた落ち着いたスケール、ワンルームでありながら視線が繋がらない空間構成など、小さな空間ながらも随所に工夫を凝らしています。また、小さな空間だからこそ、細かな部分に目がいくので、細部の納まりには細心の注意を払って作り上げています。

とても落ち着いた雰囲気の空間になりそうな予感。現場は続いて仕上げ工事へと続いていきます。出来上がるのがとても楽しみです。

内装工事
内装工事
内装工事

「千葉花園町の平屋」大工工事進行中

「千葉花園町の平屋」現在、大工工事が進行中です。柱・梁を組み上げた後、屋根下地を張り付け、外壁下地を張り付け、アルミサッシを取り付け、床下地を取り付け、間仕切り壁を作り、フローリングを貼り、、、と大工さんの工事は多岐に渡ります。木造の建築ですと、工事の大半を大工工事が占めています。それだけに大工さんの腕によって、建物の出来が決まると言っても過言ではありません。今回の大工さんは、とても丁寧に、黙々と仕事をこなしてくれています。

今回、施工をお願いしている工務店さんは、千葉四街道を拠点に活動している「金正」さん。現場管理が丁寧で、とても良心的に工事を進めてくれます。現場に入る職人さん達は、モノ作りに一所懸命で、とても好感が持てます。ぜひ千葉近辺で建築をお考えでしたら、ご検討を。これまでいくつもの工務店と付き合ってきた設計者の経験から言っても、とてもオススメの工務店さんだと思います。



「千葉花園町の平屋」もの作りの風景

「千葉花園町の平屋」 現場では、大工さんがもくもくと作業中。内装下地などの木工事が進んでいます。

写真は、納まり検討中の図。現場監督さん、大工さん、建具屋さんが頭を擦り合わせるように集まって、ああでもない、こうでもないと、細かな納まりを検討しています。床に原寸(つまり1/1)でスケッチを描き、どこか不具合はないか、納まりが変になっていないか、など検証をしていきます。現場で原寸チェックすることは、皆で鮮明にイメージを共有するためのとても大事な作業です。

打合せをする皆さんの姿。これこそが、もの作りの風景だなと思い、写真をパチリ。

現場打合せ風景
現場打合せ風景
現場打合せ風景

標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」上棟しました

標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」建て方作業。屋根垂木の仕口部(組み合わせ部分)は、機械加工で対応できなかったので、大工さんの手で加工してあります。いくら機械加工技術が発達したと言っても、複雑な角度がついた箇所や特殊な収まり部などは、やはり大工さんの腕によるところがまだまだ多いのが現状。ただし、このような手加工ができる大工さんは、残念ながら、近年、減ってきている状況です。

工業加工で対応できない部分は、現場で加工作業をしつつ、組み上げていったので、予定よりも時間がかかってしまったようですが、夕方には、無事に上棟しました。(上棟とは、棟梁が組み上がり、建物の組み立てが完了することを言います。)暑い中、左右、上下に走り回ってくれた大工さん達に感謝です。関係者の皆様、おつかれさまでした。そして、おめでとうございます。

大工手加工1
大工手加工2
大工手加工3

標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」建て方工事

標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」本日、建て方工事です。決して広くはない敷地の中になんとかクレーンを据え置き、作業開始です。次々とトラックで運ばれてくる柱・梁材をクレーンで吊り上げ、組み上げていきます。クレーンやら材料やらでいっぱいで、敷地内は通り抜ける隙間もありません。

柱・梁などの材料には、「い1」「は2」などの記号が振ってあります。ひとつひとつ施工図面に表記してある記号と材料記号を照らし合わせ、図面で指示された箇所へと組み込んでいきます。敷地内に材料の置き場所が少ないため、材料を運び込む順番や建て込む順番を考慮して、作業を進めていかなければなりません。

建て方作業
建て方作業002
建て方作業003

「千葉花園町の平屋」現場納まり検討スケッチ

「千葉花園町の平屋」建て方の後、しばらく天候も良く、現場は順調に進んでいるようです。現場は、外壁下地工事、屋根工事に続いて、サッシ工事へと進行していきます。現場からは、既に次の段階の質疑事項が送られてきています。現場にとって、先を読んで先手を打っていくことは、現場をスムーズに進めていくための必須事項です。

現場は外装の下地を作っている真っただ中ですが、内装の納まりについて、どうやって納めようかと現場監督から問い合わせ。図面の上ではなるべく全ての事項を盛り込もうと描いているのですが、現場では納まらない箇所が出てきます。チャレンジングな納まりを採用する時などは特に。図面は2次元の情報ですが、現実は当然、3次元で現れてきます。3次元で考えた時に、納まらない、又は、施工が困難、という箇所が稀に出てくるのです。

そんな難しい納まりをせずに、無難に納めればいいじゃないか、と思われるかもしれませんが、そのちょっとした美しい納まりの積み重ねが美しい空間を作り上げていく要素だと考えれば、その一つ一つをおろそかにすることは出来ません。ちょっとしたことでも、積み重ねていくことで、その空間は美しく気持ちよい場にもなりますが、また逆に、醜く居心地の悪い場にもなってしまいます。

図面だけで伝えにくい箇所は、スケッチや写真などを用意して、施工者へ意思を伝えていきます。図面よりも、その方が意思を伝え易いことが多いので。手書きスケッチを写真に撮って、メールで送信。

納まり検討スケッチ
納まり検討スケッチ

「千葉花園町の平屋」棟上げ完了

「千葉花園町の平屋」朝から始まった建て方作業。夕方には、無事に棟上げが完了しました。

大体皆さん、基礎の段階で現れた部屋の大きさ(間取り)を見ると「えっ!こんなに狭かったっけ?」と感じる事が多いようです。ただ、そう感じていたとしても、柱や梁が組み上がって3次元の空間が立ち上がってくると、広く感じてほっとされる方が多いようです。どうやら人間の知覚は、3次元よりも2次元の方が小さく感じる、ということがあるようです。

何も無かった場所に、一日で建物が組み上がっていくのを見るのは、いつ見ても感動的です。いつも見ている設計の私でさえ感動するのですから、きっとお施主さんはもっと感動を覚えるのだと思います。まずは無事に上棟して、ほっと一息。といっても、気は抜けません。設計者としては、既に内装仕上げや納まりが気になってきています。

木造建て方作業
木造建て方作業
木造建て方作業

「千葉花園町の平屋」建て方工事

「千葉花園町の平屋」本日、建て方工事作業を行っています。「建て方」というのは、柱や梁を組んで建物の骨組みを組み上げる作業の事を言います。

朝8時前に現場へ集まり、四方をお酒と塩でお清めしてから、作業へ取り掛かっていきます。平屋の建物ですので、大工さん達は柱を肩に担ぎ、ひょいひょいと手で建て込んでいきます。続いて梁をクレーンで吊り上げ、柱の上に乗せ、更に屋根垂木を組んでいきます。

建て方での大事なポイントは、急ぎ過ぎないこと。途中、柱が垂直に建っているか、梁は曲がって取り付いていないかなど、何度も何度も確認しながら組み上げ作業を続けていきます。ここでの精度が最後の仕上げの精度を決めることになる為、疎かにしてはいけません。一旦、曲がって組んでしまった状態から真っ直ぐな仕上げにするには、大変な手間と時間が掛かってしまいます。ここで急がずじっくりと精度を上げる事が、後々の仕上がり精度や工事スピードを上げることに繋がっていきます。

柱梁材は、プレ・カットと呼ばれる工場加工が既に施されています。(近年、現場で大工さんが加工を行うことは、ほとんどありません)「い」、「ろ」、「は」と加工図面に示された記号を間違えないように、順序良く組み上げていきます。

木造建て方作業 木造建て方作業 木造建て方作業

標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」プレカット図チェック

標準化住宅プロジェクト「ベーシックハウス」、いよいよ工事が始まります。工務店から届いたプレカット施工図を設計図と照らし合わせて、チェックしています。プレカット施工図というのは、柱、梁などをどのように組むか、部材寸法や金物位置などを含めて、表記してある施工図面です。

構造耐力的に不具合は無いか、また、デザイン的にも問題になる箇所はないか、入念にチェックしていきます。梁組みが仕上げで隠れるのであれば、梁組みをあまり気にすることはないのですが、ベーシックハウスは2階の床組みがそのまま1階の天井仕上げとして現れてくるので、チェックをおろそかには出来ません。

プレカット業者さんと何度もやり取りしながら、最終的なプレカット図へと近づけていきます。いよいよ来月、工事がスタートします。それまでに、確認申請の審査やローンの借り入れ審査、工事契約など、工事着工に向けてやらなければいけないことが、まだまだ山積みです。

プレカット図チェック
プレカット図チェック
プレカット図チェック

「千葉花園町の平屋」施工打合せ

「千葉花園町の平屋」基礎配筋検査の後は、場所を移して現場監督さんと施工打合せ。設計者は、設計図面だけ描いて現場に渡せば終わり、という訳にはいきません。図面に描いてない細かな納まりや設備や構造などの検討事項を現場監督と打合せして決めていく必要があります。

使用する構造金物の選定やレンジフードのダクトを通すルート、軒先の防水納まりなど、仕上がってしまえば隠れてしまう部分も、今後のメンテナンスや建物の耐久性などに大きく関わってくる箇所ですので、疎かには出来ません。どのような納まりにするのがベターか、施工側の意見を聞きつつ、決定をしていきます。

まだ基礎を作っている段階でそんな先の細かい納まりの話までするのか、と思われるかもしれませんが、発注段取りなどを考えれば、施工に先立って納まりを決めていくことが肝心。作り始めてからここが違う、こうしてくれと現場へ伝えるようでは、現場はスムーズに進みませんから。

施工打合せメモ 施工打合せメモ