年: 2019年

「燕のガレージリノベーション」工事完了目前

「燕のガレージリノベーション」いよいよ工事完了、目前です。大工さんと最後の納まり打合せに。工事が始まった頃は、暑い中、汗をかいて打合せしてた記憶がありますが、気がつけば、既に肌寒い季節に。長い時間、手間を惜しまず、丁寧に作っていただき、ありがとうございました。

リノベーション工事 リノベーション工事

「燕のガレージリノベーション」カリンカウンター現場搬入

「燕のガレージリノベーション」先日、材木屋で選んだカリンのカウンターが現場搬入されました。長さ2.7m、室内に搬入されると、倉庫の中で見た時よりも、一回り大きく見え、更に存在感を感じます。表面をプレーナーで仕上げたことによって、倉庫内で見た時よりも、花梨(カリン)らしい深い赤みが増したようです。

カウンター材を台の上に仮設置して、材の位置や向きなどを最終調整。敢えてカウンターの端(この端の部分を耳、といいます。)を室内側に向けることで、無垢材らしさを強調しよう、という事に決まりました。この後、カウンターを裏側からビスで固定して、その下部に収納棚を作り込んでいきます。工事もいよいいろ最終段階に入ってきました。

カリンカウンター搬入
カリンカウンター搬入

「燕のガレージリノベーション」工事進行状況

「燕のガレージリノベーション」現場は、断熱工事が終わりに近づきました。リノベーション工事では、室内での工事が主になるため、工事をする場所ごとに材料や道具を動かしては作業をしなければならず、作業効率が落ちて思っていたよりも工事日数を費やしてしまいました。といっても、大工さんは丁寧に仕事してくれたので、仕上がりは上々ですが。

リフォームやリノベーション工事で最も読めないのは、工事が始まってから予想していた状態と現況が違っていた時。今回は、床下地や柱の傾きが思っていた以上に大きく、下地調整に手間取ってしまいました。いつも念には念を入れて工事に望むのですが、中々すんなりと工事は進んでいってくれません。そこがリノベーション工事の醍醐味だ!と言ってしまえる豪胆さがあれば良いのかもしれませんが。設計者としては、工事費や工期など色々と気になってしまいます。

リノベ断熱工事
リノベ断熱工事
リノベ断熱工事

北イタリア ヴェローナの街並み

昨日より日本を離れ、イタリアに来ています。ローマから電車に乗って、北へ500km(移動時間約3時間)、ヴェローナの街に到着しました。都市の中央に位置する円形劇場を取り巻くように、豊富な水をたたえた川が優雅に街の中を流れています。両側にびっしりと建物が立ち並ぶ、狭い石畳の道。建物の隙間から見える縦長の空。突如、道の先の視界が開け、現れる広場。

街を歩いていると、街の構成が明らかに日本とは異なっていることが分かります。以前は城壁で囲まれ、街というエリアが明確にあり、歩き回れる範囲で街がコンパクトに集積されて構成されているヴェローナの街。それに対して日本の街は明確な街の境界があいまいで、途切れることなく、ずるずると広がっており、今では高層化されている建物もあるが、基本的には低層の建物がまばらに建つという基本的な街の性格を持つ。もしかすると日本では、街ではなく、村の延長線上に、できた集まりが街となっているのかもしれない。とすると、日本の街は、本来の意味の街ではなく、大きな村と考えた方が良いのかもしれない。

ヴェローナの街並み
ヴェローナの街並み
ヴェローナの街並み
ヴェローナの街並み

「燕のガレージリノベーション」道具と技術の可能性について

「燕のガレージリノベーション」進行状況の確認と納まり打合せのため現場へ。設計図面上にできるだけ細かく詳細納まりを表記しているのですが、やはり図面は2次元情報でしかありません。実際に現場で作っているものは、3次元。図面では表現しきれなかったり、現場で納まりが予想と違っていたり、といった事が現場では起こります。そんな時は、現物を見ながら打合せをするのが一番スムーズ。

現場の休憩時間に大工さんとお茶を飲みながら、現場打合せ。図面の裏に手書きでスケッチを描いて、これから加工していくものを視覚的に共有しながらイメージを膨らませていきます。大工さんと対話をしていくに従って、ここはこんな加工はできる?この納まりならこんなのが良いんじゃない?と、色々とアイディアが生まれてきます。 手から作り出す形というものは、大工さんが持っている加工道具と腕(技術)によって決まってきます。それらを制約と考えるのではなく、前提条件として受け止め、その中から可能性を探る。図面で書いていた以上の可能性がそこにはあるかもしれせん。

現場打合せ
現場打合せ
現場打合せ

「燕のガレージリノベーション」無垢材カウンター選び

カリンカウンター
「燕のガレージリノベーション」今日は工事現場を離れ、材木屋に来ています。リノベーションする部屋の一部にカウンターをつくる予定ですが、折角つくる予算をかけて作るカウンターですので、集成材ではなく、無垢材カウンターにしてはどうかという事になり、値段が手ごろな見栄えのする木を探しに、新潟市小須戸の材木屋さん「新発田屋」へ行ってきました。

集成材といえども、幅や長さが一般的に流通しているサイズを超えると、受注生産品となり、値段はそれなりに上がってしまいます。無垢材=高級、というイメージがあるかもしれませんが、無垢材でも部分的に割れがあったり、曲がっていたり、長さが中途半端だったりすると、掘り出し物として手ごろな値段で入手できる場合があります。ただ、いつもそんな良いタイミングで木材に出会える保証はないので、そんな材にたまたま出会えたのなら、あなたは相当ラッキーです。

カリンカウンター

無垢材というのは、同じ長さと巾でも、樹種の違いや木目の出方によって、数万円のものから数百万円のモノまで、価格が大きく異なります。一般的に無垢材は加工して保管してある訳ではないので、丁度良い長さと幅の無垢材がいつでも簡単に手に入るかというと、そんなことはありません。もうほとんど出会いモノ、出会えたらラッキー、という感じです。値段は手ごろ、木の表情や色目は気に入ったのに、ちょっと幅が足りない、ちょっと長さが短すぎたりと、丁度良いものに出会うのはなかなか難しいことです。

丁度良い大きさで、手ごろな値段の無垢材を手に入れようとしたら事前に、材木屋さんに必要なサイズや好みの樹種などを伝え、倉庫の中や木材市場を探してもらうのがよいでしょう。場合によっては、しばらく時間を掛けて探してもらうのが良いかもしれません。

カリンカウンター

今回、選定の候補として数種類の材を掘り出してもらいました。その中で一番、お施主さんの目に留まったのは、花梨(カリン)のカウンター材でした。縮み杢が入った少しハードな印象の花梨。花梨の特徴といえば、その深い赤色ですが、赤だけでなく、周辺部には白い部分が残っていましたので、その白い周辺部を残して加工してもらうことにしました。

花梨(カリン)といえば高級材ですが、端部に少しひび割れが入っているため、ずいぶん割安で手に入れることができました。加工の仕方しだいで、ひび割れは気にならないことが分かっていたので、とてもお得な買い物になりました。 これより加工場へ運び、必要な寸法にカットし表面仕上げてから、現場へ配送してもらいます。重厚な赤みのあるカリン材。現場に搬入されるのが楽しみです。

「燕のガレージリノベーション」断熱内壁工事

「燕のガレージリノベーション」現在、大工工事が進んでいます。もともとの建物が車庫(倉庫)でしたので、壁や天井には断熱材が一切入っていませんでした。このまま仕上げをして見た目だけがきれいになっても、夏熱く冬寒いのでは、快適に過ごすことは不可能です。ですので、先ずは部屋をぐるりと囲うように断熱工事をしていきます。

通常の建物ですと、壁の内部に断熱材を入れてあるのですが、リノベーションに当たって、内壁全てを一度解体して、断熱材を入れ、再び内壁を仕上げていては、解体費の分、割高になってしまいます。そこで今ある壁を解体せずそのまま残し、その壁の内側に新たに壁を新設し、断熱材を入れるという方法を採用しました。魔法瓶のように内側で更に断熱するイメージというと分かりやすいかもしれません。

また、この方法を採用したもう一つの理由は、既存建物の精度でした。既存の建物はすでに傷みが進んでおり、壁や床がすでに水平、垂直ではないという状況でした。新たに設置する壁であれば、正しく水平垂直を出せるという事。かつ、内側に壁を建てることで構造的な補強にもあり、耐震性も上がるという事にも期待しました。 とうことで、まずは外壁に沿って内壁を設置中です。この下地の内側に断熱材を入れ込んでいきます。

内壁断熱工事
内壁断熱工事

「燕のガレージリノベーション」解体工事

「燕のガレージリノベーション」大工さんがまず取り掛かっているのは、解体工事です。レイアウト変更に伴って邪魔になる柱や下がり壁の解体、下階へ光を落とすための床の解体など、解体工事が進んでいます。2階床を剥がした上方からは、柔らかい光が注いできます。これで暗かった下階も少しは明るくなるでしょう。

解体業を専門にする解体屋さんに解体工事をお願いすることもできるのですが、解体しない部分と解体する部分が取合っていたり、全体でなく一部の解体であったりする場合は、解体後の復旧工事を考慮して大工さんにお願いする事も有効です。どこまでを壊して、どこまでを残すのかなど、大工さんだと後で作る仕上がりの状態を考えながら解体をしてくれます。大工さんの方がやや解体費は割高になるかもしれませんが、後の復旧手間を考えると、全体費用が抑えられる可能性も。

リノベ解体工事
リノベ解体工事
リノベ解体工事

「燕のガレージリノベーション」工事スタート

「燕のガレージリノベーション」いよいよ工事がスタートします。まずは大工さんと現地現況を確認。一部柱を抜いたり、床を剥がしたり、と解体部分があるため、一部を解体して天井内を覗いたり、建物がどの程度ゆがみがあるかなど、水平レーザーでチェックしていきます。どこから工事をしていくか、材料はどんなものが必要か、など調査した結果を踏まえて考えていきます。

また、既存で取り付いていた昔ながらの単板ガラスのアルミサッシは全て解体し、新たに複層ガラスのアルミ樹脂複合サッシに交換予定。見た目の美しさだけでなく、断熱性能もアップし、快適性な空間を実現したいと思っています。

リノベ現地調査
リノベ現地調査
リノベ現地調査

「燕のガレージリノベーション」現地測量

「燕のガレージリノベーション」さっそく工事開始と、いきたいところですが。いきなり開始という訳にはいきません。新築とは異なり、既存にある建物の改装するのですから、まずは各部分の寸法がいくつになっているのかなど、現地測量を行い、詳細な寸法などを図面へと落とし込んでいきます。

測量する前の提案図面は、細かな寸法や詳細な納まりまでは記入していませんので、この段階で図面検討を行い、仕様や納まりなどを再度、検証していきます。なお、今回の建物は、ガレージ(車庫)という事もあり、断熱材が一切入っていません。どのように断熱を行うかなどは、現況確認した上で、詳細な検討を進めていきます。

リノベ現地測量
リノベ現地測量

「燕のガレージリノベーション」荷物片づけ後

「燕のガレージリノベーション」お施主さんから片づけが終わったとの連絡を受け、現地確認に行ってきました。足の踏み場も無いほどモノで溢れていた部屋は、がらんと片付き、それだけで以前よりは部屋がずっと広く見えます。丁寧に床の畳までご自分で処分していただき、これでいよいよ工事へ取り掛かっていけます。

いらない物の処分は、解体業者さんにお願いすれば、荷物搬出から処分まで全てお願いできますが、コストを抑えようとするならば、ご自分で直接ごみ処理場へレンタルした軽トラックなどで運ぶのがおすすめです。どこの自治体でも、持ち込みゴミの重さ、kg毎いくらと設定があります。ちなみに新潟市は持ち込み家庭ごみ10kg毎に60円の処分費が掛かります。といっても、(2020年1月現在)重量100kgのごみを持ち込みで捨てても、600円と割安です。

リノベ荷物片づけ後
リノベ荷物片づけ後

「上越高田の家」設計者による建物案内動画

「上越高田の家」完成見学会2日目。本日も多くの方にご来場いただき、一日中座る隙きがない程でした。ご来場いただきまして、ありがとうございました。

家を建てる際、設計事務所へ依頼するというのは、敷居が高いようで、まだ一般的では無いようです。実際に建物内部を見てもらい、もし(設計事務所へ依頼する事が)選択肢の一つとして考えてもらえたのであれば、とても良い機会になったと思います。初めてこんな家を見た、とか、こんな作り方や考え方があったのか、と皆さんの今後の家作りのヒントになったのであれば、幸いです。

今回の建物は、スキップフロア、吹き抜け、斜め平面、勾配天井、回遊動線など様々な設計アイディアを盛り込んでいるため、建物の大きさの割に空間構成が複雑で、なかなかその面白さを写真で伝えることが難しい建物となっています。建物内を移動するに従って、家の中の他のスペースが見えたり、隠れたり。窓の外の風景も、場所ごとに違って見えています。実際に空間を体験してもらえた方は、とても面白い体験ができたのではないでしょうか。

住宅をただ効率的に、ただ機能的に作られただけの住空間では、そこでの暮らしに愉しみがありません。居心地の良さ、気持ち良さ、窓の外の美しい景色など、日々感じることで、生活に潤いが生まれるのだと思います。設計者が関わることで、そのような住宅、空間を作っていけたらと、いつも思っています。 今回、見学会に来場頂けなかった方のために、設計者自ら建物内を案内する動画を作成してみました。20分程度と少し長めですが、興味を持っていただけたら、嬉しく思います。