「立川の3世帯住宅」作り手の立場と暮らす人の立場

「立川の3世帯住宅」現在、大工工事の真っ最中。設計者は図面を描けば仕事が終わり、という訳にはいきません。現場に何度も脚を運んで、大工さんや設備屋さん、電気屋さん等、多くの職人さんと図面で表現しきれていない部分や、工事の進行に伴って現れてくる様々な取り合いなど、打合せして決めていく必要があります。

下地材の留め付け方法から、仕上げの納まり、使う材料の仕様や配線位置、配管ルートなど、各工程毎に決定しなければいけない事項が多岐に渡りめくるめくように現れてきます。設計者が現場に行かなくとも、職人さんの意識が高ければ、ある程度の所まで建築の出来映えを整えることはできるのでしょうが、「こうしたい」という設計者の意図を現場に示すことで、出来上がってくる空間に差が生まれてくるような気がします。

何が違うのかというと、空間の強度が違なる気がします。随分、曖昧な表現ですが。。。職人さん達は作り手の立場から物事を決めていきます。当然、こちらの方が作りやすい、いつもこれでやっているからと。設計者は、クライアントの代弁者として、暮らす人の立場から物事を決めていく立場をとります。そんなちょっとした立場が異なる判断の積み重ねが、空間の強度、ひいては、暮らしやすさや空間の心地よさを変えていくのだと思います。

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