「立川の3世帯住宅」模型家具の配置スタディ

「立川の3世帯住宅」スタディ模型の作製が続いています。間仕切り壁や階段などの作り込みが終わった後は、テーブルや椅子、キッチンカウンターなど、家具の作り込み作業。細かい作業だけに案外、時間が掛かります。模型の中に家具を置いていくと、ただの紙の箱が、生き生きとした生活空間へと変化していきます。

模型の中を覗けば、ソファやダイニングテーブルやカウンターが置かれたそれぞれの場所で、ここではああしよう、こうしようと、生活のイメージがリアルに湧き出てくるはず。平面図だけでコミュニケーションが出来るクライアントであれば良いのですが、平面図だけで立ち現れる空間の雰囲気をイメージ出来る方は、少数派だと思います。言葉でなく、目で見るだけで誰でもイメージできる模型は、コミュニケーション手段として、とても有効です。

今回は全体構成と同時に、LDKの置くキッチンカウンターの配置スタディをしていきます。同じ空間でも、キッチンカウンターの置く向きを変えるだけで、空間の印象がガラリと変わってきます。つまり、その配置によって、暮らし方(生活パターン)が大きく左右されるということ。配置プランを3パターン用意して各々、打合せ用模型を作っていきます。打合せまでの限られた時間の中、急ピッチで作業が続きます。

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