「立川の3世帯住宅」トレーシングペーパーでスタディ

立川で計画中の3世帯住宅。2世帯ではなく、3つの世帯が共に生活する建築を計画しています。単純に他人同士が住むのであれば、アパートなどの集合住宅と同じように壁で完全に区画してしまえばよいのですが、せっかく繋がりのある世帯が同じ場所に暮らす訳ですから、互いに全く無関係というのでは味気なさ過ぎます。各世帯とも適度な距離感も保ちつつ、互いの気配を感じられるような、離れつつ繋がるという関係を作りだせないかと検討を進めています。

2世帯住宅でも玄関や共用部分の取り方次第では、戸建て住宅ではなく、集合住宅(法律上は共同住宅と呼びます)という扱いとなってくるため注意が必要です。東京都内で集合住宅を建てる場合、東京都安全条例という規制が掛かかり、避難経路や窓先空地の確保など、平面の構成に大きな制約となってきます。空間の繋がりだけでいえば、こちらの平面が良いと分かりながら、法的な制約で上手くまとまらず、行きつ戻りつを、繰り返しています。

平面検討を進める際、パソコン上でCAD(キャド)という図面作成ソフトを使って作図をすることもできるのですが、私はアナログ派ですので、未だに敷地図の上にトレーシングペーパー(半透明の紙)を重ね、その上にペンや赤鉛筆で描き込んでいくというスタイルをとっています。ペンを動かしていると頭の中がクリアになってくるようで、ふとした瞬間に良い案が生まれてくることがあります。それは頭から生まれてくるというより、手から生まれてくるような感覚です。良い案が生まれてくるまで、千本ノックのように手を動かし続けていきます。

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