マリオ・ボッタ設計「サムスン美術館Leeum/Museum1」を訪れて

韓国ソウルで以前から訪れてみたかったサムスン美術館リウムに行ってきました。世界的な建築家マリオ・ボッタ、ジャン・ヌーベル、レム・クールハースの3人によって設計された3棟の建物で構成されてます。それぞれ個性的な建築をつくる3人ですので、各棟は立面的にそれぞれ独立して建ち、地下のエントランスホールからそれぞれの建物へアクセスできるようになっています。

逆さまにして地中に差し込んだような円錐形と長方形が並んだミュージアム1。こちらはマリオ・ボッタ設計。シンプルな幾何学形態はマリオ・ボッタのトレードマークともいえる赤茶色のテラーコッタ・レンガ仕上げで覆われています。

平面は、螺旋階段とトップライトを中心に設け、その廻りをぐるりと展示スペースが取り囲むドーナツ形をしています。展示空間には一切窓がなく、暗い室内の中で作品が照明に照らされています。壁には外形の逆円錐形の傾きがそのまま現れています。この傾きによって、空間に流動性が生まれているように感じました。奥へ奥へと導かれるように進んでいきます。白い壁に触ってみるとざらっとした独特の質感。磨き漆喰のようです。ほんの小さな操作ですが、壁の傾きや質感がこの空間を成り立たせている重要な要素なのでしょう。

ぐるっと一回りするとその階の展示が見終わります。次の階へは中央の螺旋階段を通って移動します。明るさを抑えた展示空間から一転、トップライトから降り注ぐ真っ白な空間へ。突然、現実に引き戻されたような気分になります。

展示空間から移動空間へ。そして、移動空間から展示空間へ。暗と明。オンとオフ。緊張と開放。対比する空間を交互に通り抜けていきます。シンプルな構成ながら、集中して作品鑑賞することができるとても優れた展示空間だと感じました。

サムスン美術館ミュージアム1web
住所:ソウル特別市竜山区イテウォンロ55ギル, 60-16
開館時間:10時30分〜18時
休館日:毎週月曜日、1月1日、旧正月連休、秋夕連休(詳しくはwebで確認ください)
入館料:常設展10,000ウォン/企画展8,000ウォン
電話:02-2014-69013

サムスン美術館museum1
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