「燕ぎんなん保育園」竣工模型を作製して思ったこと

昨年、竣工した燕ぎんなん保育園の竣工模型を作製しています。設計途中や工事途中にも検討用として模型は作るのですが検討用(スタディ)模型のため、作っては修正し、修正しては壊ししているうちに最終的な建物とは違ったものとなってしまいます。検討用の模型なのでそれが宿命といってしまえばそうなのですが。設計の業務は、図面を書いたら終わりというものではなく、現場が始まってからも、実際の空間を現地で確認して、窓や建具の位置を変更したり、仕上げの色目を調整したり、平面を修正したりと、竣工に向かってひたすら修正を重ねていきます。そのため当初作っていたイメージ模型とは少し異なる空間になることがあります。場合によっては竣工をした後に再び模型をつくって確認を行ないます。実際に出来た空間と同じ仕上げ材を貼り、天井高さや窓位置を現実と合わせて。

今回、模型を作って改めて思ったのは、こんな曲面しかない、大変な納まりの建物をよく実現できたなあということでした。曲面部材や合成梁など始めて作る工法や納まりに現場の職人さん達は頭を悩ませたことでしょう。それを諦めること無く、技術とアイディアを駆使することで実現してしまった職人さん達には、本当に感謝します。どんなに詳細に設計図面を書いても、それを作る技術も持った職人がいなければ、実現することは不可能ですから。

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