アントニン・レーモンド設計「神言神学院」を訪れて

アントニン・レーモンドの設計した神言神学院(1966年竣工)へ。こちらの建物は名古屋大学から徒歩5分。坂を上っていくと独特の姿をした建物が次第に見えてきます。こちらの施設は、カトリックの司祭や修道者、宣教師になるための教育養成機関。中央に礼拝堂を置き、その廻りを事務室や教室等の建物が修道院の回廊のように取り囲んでいます。受付窓口に見学したい旨を伝え、礼拝堂を見学させてもらいました。正面の重厚な木製ドア開け礼拝堂へ。高さのある円錐形の鐘楼を中心に、5つのアーチ型屋根が掛かり、礼拝空間を作り出しています。コンクリート壁に穿たれた様々な形の窓には赤、黄、緑、青などの色ガラスがはめ込まれ、柔らかな光を堂内に落としていました。静寂の中に射し込む多彩な光はとても美しく、なんとも云えない荘厳な雰囲気で堂内が満たされていました。(堂内は撮影禁止のため写真はありません)
レーモンド建築を見ていつも思うのは、木造しかりコンクリート造しかり、構造的な力の流れが素直に建物の構成に現れているということです。構造=即、空間とでもいうような。即物的な形がつくった空間はとても力強く、率直に我々の心に訴えてきます。外観だけ見れば特異な造形に見えるかもしれませんが実際に内部空間を見れば、その形は構造的合理性から導いた素直な形なのだということが感じられると思います。内部は撮影禁止ですのでここには上げていませんが、写真では伝えきれない独特の静謐な空気が満ちています。ぜひ皆さんも実際にここを訪れ体験していただきたいと思います。

神言神学院
住所:愛知県名古屋市昭和区八雲町70
電話:052-832-2082
※一般公開はしていません。見学に関しては事務局へ問い合わせください。
※施設内での撮影禁止です。

神言神学院 神言神学院 神言神学院 神言神学院

One comment on “アントニン・レーモンド設計「神言神学院」を訪れて”

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です