法隆寺五重塔と藤ノ木古墳を訪れて

法隆寺五重塔を見あげる。
上に向かって次第に先細りしていくプロポーションが、
塔の高さをよりいっそう高く見せているようだ。
軒先の、まるで鳥が羽を広げるようなソリによるものなのか、
スレンダーで優美な印象を受ける。
このような木造の建物が1300年前に既に建てられていたということに驚く。
法隆寺から少し歩いた所には、藤ノ木古墳が見られる。
法隆寺建立と百年と違わない時期に作られたものらしい。
古墳時代と飛鳥時代というのは、もっと異なる時代だと勝手に思っていた。
古墳を作り、稲作と狩猟生活をおくっているすぐ隣で、
五重塔が作られていく時代を想像してみる。
当時の人たちは、さぞかし驚いたであろう。
アミニズム(原始宗教)を信仰していた古墳時代の人々は
あの塔の高さと造形に、仏教のそこはかとない力を感じとったのではないだろうか。

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