「燕ぎんなん保育園」構造形式の検討

今日は構造事務所との打合わせ。今回、構造設計を担当するのは、フレームワークスの神野さんです。平面にR壁を採用したため、構造形式、施工形式ともに複雑。R壁の上に、屋根部材をどうやって載せるか、力の流れをどう伝えるか、施工スペースは確保できるか、施工精度をどう実現するか、材料コストはどれくらいか、などなど検証項目は多岐に渡ります。こちらを満たせば、あちらが成り立たず。全ての条件を同時に満たす為には何が最適な方法か。打合せは延々と続いています。

また今回の敷地は2mの多雪地域であり、10m×10mの大スパンを木造で実現するには、耐力的な検討は欠かせません。提案された構造形式のメリット・デメリットを詳細に検討していきます。ただ単純に、梁の寸法を大きくして部材強度を上げた案が良いのではありません。上に列挙したように、施工性や経済性など多面的に検証した上で、より実現性の高い構造形式を選択していくことが重要なのです。

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