年: 2013年

ツバメコーヒーを訪れて

新潟県燕市の「ツバメコーヒー」へ。こちらは、スタンドタイプのコーヒーショップです。
(2014年現在、店内のソファ席が設けられ店内でコーヒーを楽しむことができるようになっています)コーヒーの生豆を仕入れ、店内で自家焙煎をしています。テイクアウトでコーヒーやカフェオレを販売しているほか、焙煎したコーヒー豆を購入することも出来ます。こちらのコーヒーは豆自体の香りを大切にしているようで、フレッシュな香りと爽やかな味わいが特徴。
店内には、雑貨や雑誌が置いてあり、椅子に座ってゆっくりとした時間を過ごすことができます。
個人的なオススメは、スタンド前に置かれたアウトドアのテーブル席。天気の良い日に、目の前に広がる田んぼの風景を眺めながら、ゆっくりと過ごす時間は格別です。

ツバメコーヒー
住所:新潟県燕市吉田2760-1
電話:070-5371-3514
営業時間:11時〜18時営業
定休日:月・火曜定休
駐車場:店舗裏に駐車場あり

ツバメコーヒー焙煎器 ツバメコーヒー店内 ツバメコーヒー

ぎんなん保育園 井桁梁地組み作業

ぎんなん保育園、現場へ。
現場では丁度、屋根梁の地組み作業が行われていました。
今回、木造で10m×10mの大空間を作るために採用したのは、
屋根梁を井桁状に組んで作るという手法。
大きな寸法の梁材を使うことなく、
450ミリという一般的に市場に流通する梁材で
大空間を実現しようという試みです。
空中で一本一本、梁を組み上げるのは、非常に手間がかかるため、
地面の上である程度の大きさまで梁を組み、ピースを製作し、
そのピースをクレーンでつり上げ、上空で組み上げていく予定です。
朝から始まった作業は、延々と暗くなるまで続いていきます。
設計者による現場作業の動画案内はこちら

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ぎんなん保育園 円弧状土台設置

ぎんなん保育園の現場へ。
現場には既に、円弧形状の土台が設置されていました。
また、工場で組み立てた曲面合成梁や井桁梁も
現場へ搬入され、いたる所、資材が所狭しと積み上がっています。
なんだか今まで広く感じていた現場が急に狭くなったように感じます。
いよいよ現場が活気づいてきました。
設計者による現場案内動画はこちら

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大塚新町の家 家族の心を受け止める梁

大塚新町の家。
455ミリごとに連続する梁が特徴的な天井仕上げ。
表しとなった連続梁は、この空間に安心感を与えているように感じます。
昔、家の中心に大黒柱というものがありました。
しっかりと家を支える構造的な安全性は当然ですが、
この柱は同時に家の心理的な安心感も担っていたように思います。
この太く丈夫な柱が見えることで、家族みんなが安心して暮らせる。
家族の心を受け止める、暮らしの拠り所のような存在。
そんな役割を天井の連続梁に持たせようと考えました。
家族の心を受け止める梁。

連続梁903連続梁455連続梁903

大塚新町の家 街並に合ったかわいらしい立ち姿

大塚新町の家。
一見、2棟の建物が隣り合って建っているように見えますが、
この家の平面は、真上から見るとY字型をしています。
建物を2つの片流れ屋根の形にしたことで、建物のボリュームが抑えられ、
街並に合ったかわいらしい立ち姿が実現しています。
2棟に分かれた建物の隙間の中庭には、
一年を通して風と光が通り抜け、快適な室内環境を実現しています。

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寺尾西の家 空間に安心感を与える連続梁

寺尾西の家の天井には、連続梁が表しとなっています。
455ミリごとに規則正しく並ぶ16本の梁。
通常ですと梁は天井を貼って隠してしまうのですが、
今回の計画では、そのまま力強い梁を見せてしまおうと考えました。
梁が見えても見えなくとも、構造耐力上の差は無いのですが
梁が見えることによって、空間に安心感が宿っているように感じます。
梁を美しく見せるためには、設計上も施工上も、大変に気を使います。
それだけに美しく仕上がった時の感動は、大きいものがあります。

連続梁表し01 連続梁表し02

「松庵の家」すっきりとした空間を作り出すために

「松庵の家」では、モノとモノをシンプルに納める処理を心掛けました。床と壁が取り合う部分には通常、巾木(幅木)という納まりを隠すための板が取り付けられますが、今回は幅木を無くし、直接、壁と床が取り合うような納まりを採用しています。また、ドアや窓の廻りに取り付く木製の枠は、出来る限り寸法を小さく、目立たなくなるような納まりに。階段手すりはシンプルな形状に。

モノとモノが取り合う部分に別の物体が取りつくと、余計その部分が目立ってしまい、どうしてもごちゃごちゃとした印象の空間になってしまいます。すっきりとした空間を作り出すには、このような小さな努力の積み上げが大事なのです。

幅木無し納まり 手すり納まり 手すり形状 枠見付

「松庵の家」樹々と共生する家

「松庵の家」の平面は、くねくねとしたV字型をしています。

なぜそのような形をしているかというと、敷地内に昔からあった樹木を一本も切らず、樹々を避けながら建物を建てようとしたためです。家を建てるのに木が邪魔だからと切ってしまうのではなく、家よりも長い間そこにある樹に敬意を払い、その樹々に場を借りるような気持ちで樹々と共生していくという気持ち。

建物は、樹に近づいたり、離れたりと樹々の間を縫うようにくねくねと折れ曲がって奥へと伸びています。高さ、大きさ、方向が異なる至る所に設けられた窓の外には、様々な樹々の表情が見え隠れし、樹々の中に住んでいるんだなあという実感をもたらします。

春には新緑、夏には青々とした緑、秋には色とりどりの紅葉。樹々の変化で季節の移り変わりを感じながら暮らす家。

松庵の家窓 松庵の家窓2 松庵の家窓3 松庵の家窓4

「松庵の家」製作キッチンカウンターと家具の色合わせ

松庵の家のキッチンカウンターは特注で製作しています。あまり細かな作り込みをせず、シンプルで飽きのこないデザインと、使い勝手のよさを重視して設計をしました。

クールなステンレストップに濃茶の扉面材。他の収納家具や階段板などもキッチン扉の濃茶にすべて色合わせをし、空間イメージを統一しました。このように全ての色を統一できるのが製作家具の良い所ですね。

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「ぎんなん保育園」曲面合成梁の加工

「ぎんなん保育園」現場打合せへ行ってきました。工務店の加工場には、加工の終わった曲面合成梁が積み上がっていました。

今回の梁は平面に合わせ円弧を描いており、通常の集成材では製作が不可能でした。そこで、合成梁という組み合わせ梁を製作しています。上下2本の曲面梁をはしご状に組み合わせたフィーレンデールと呼ばれる構造梁。ちょっと特殊な構造です。

今回の計画では、10m以上の大きなスパン(梁間寸法)を木造で実現するのに、梁せいの大きな特注の梁材を使うのではなく、敢えて梁せいの小さな一般流通材 (120×120)を組み合わる方法を採用しています。一般流通材を使うことで、木材量を減らし=コストを抑え、経済的に大スパンをつくるというアイディアです。

曲面合成梁 曲面合成梁301

「ぎんなん保育園」円弧状基礎の立上がり

「ぎんなん保育園」基礎コンクリートの打設が完了しました。

敷地内には、円弧状の基礎が立ち上がり、まるで古代遺跡か、はたまた、迷路のようです。この状態を見ただけでも、この中を子供達が走り回る姿が想像できます。楽しい保育園になりそうな予感。早く建ち上がってくるのが楽しみです。

設計者による現場案内動画はこちらです。

円弧状基礎 円弧状基礎 円弧状基礎

「ぎんなん保育園」曲面土台加工

「燕ぎんなん保育園」工務店の加工場へ。

加工場では、土台部分の加工作業の真っ最中。加工場の床一杯にベニアを敷き詰められ、そのベニアの上には、原寸の梁の曲線が墨で書き込んであります。図板の上に曲面集成材の土台を固定し、治具で木の癖をとりながら、曲がり具合を調整し、突き合わせ部の加工を行なっています。

こちらの土台、実は場所毎で全て曲率が異なるため、1本1本、手作業で曲率を調整しなければなりません。かなり技術のいる仕事です。まさに大工さんの腕の見せ所。プレカット機械加工が主流となってきた現代に、このような曲面材を手加工できる腕の良い大工さんに出会えたことに感謝です。

曲面土台 曲面土台 曲面土台