長い日々

地震発生から2週間あまりが経過した。
今までに経験したことのないくらい、本当に長い2週間だった。
地震、津波、原爆事故、放射性物質の飛散、と立て続けに届く不穏なニュース。
当たり前に訪れると信じていた普通の明日は、
今では当たり前では無くなってしまった。
この短い間に、今まで築いてきた価値観は脆くも崩れてしまった。
新宿という街には、その不安の空気が淀んでいる。
照明が消え、店は閉まり、人も疎らになってしまった新宿。
テナント料の高い都心では、すぐにでも経営が回らなくなり、
店や企業は閉店を余儀なくされるだろう。
人口を喪失し、消費活動が停滞し、やがてゆっくりと死んでいってしまう都市。
被災地を、そして日本を救うためにも、今、経済活動をやめてはいけない。
ただ闇雲に怯えるのではなく、自ら情報を収集し、
リスクを自分自身で判断し、自分の生産活動・消費生活を続けていくこと。

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