「中野のコートハウス」プレカット図チェック

「中野のコートハウス」現場では基礎工事が着々と進んでいますが、設計サイドは、次の工程へ向けて、プレカット図のチェックを行なっています。プレカット図というのは、柱梁の軸組み加工図のことです。プレ・カットとは、事前に工場で加工するという意味。現代の建築では、大工さんが現場で柱梁を加工することはなく、事前に工場で加工された材が現場へと搬入され、それを現場で組み立てるという流れで行なわれています。

設計図面には、既に柱梁の組み方が示されているのですが、それを実際に工場で加工するため、加工工場ではプレカット図というものを作図します。機械での加工を想定して作図されるため、設計図面通りにいかない部分も出てきます。再度、構造耐力や納まりなどを考慮しながら、プレカット図に赤ペンチェックを入れていきます。後で間違いに気がついても既に手遅れ。間違いないように何度も何度も見直していきます。

プレカット図 プレカット図